樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

あたりまえの景色がなくなること・その2

今年の冬は、記録的な暖冬だと言われています。確かに例年よりも、あまり着込まずに済んでいるかもしれません。寒さが苦手な私にとっては過ごしやすい日々ですが、この暖冬で困っている人たちもいるのだそうです。

例えば、スキー場の人たちや、各地で開催予定の雪まつりに携わる人たち。雪が降らずにスキー場の営業ができなかったり、祭りの開催が危ぶまれたりしているのだそうです。

寒い地域で天然氷を作っている人たちも、十分な厚さの氷ができないために、氷を切り出して売ることができない状態だそうです。さらに、稲作にも影響が出るかもしれないとの話も聞きます。

 

今年は記録的な暖冬と言われていますが、地球温暖化が加速している今の状況を考えると、この暖冬がもしかしたら毎年当たり前になってしまうのかもしれません。

海外に目を向けると…水の都と言われるベネチアでは、温暖化による海面の上昇の影響か?度々浸水被害が出ているのだそうです。大きなクリスマスツリーが飾ってある広場が浸水している写真は、見ていて悲しい気持ちになりました。

そして、現在深刻な状況にあるのがオーストラリアです。オーストラリア、今は夏です。恐らく尋常ではない熱波が原因で、大規模な森林火災が起きているのだそうです。消火をしても火の粉が煙となって巻き上がり、周辺の森林に飛び火し、ものすごいスピードで延焼が続いているのだそうです。森林そのものに影響が出るだけではなく、森に住む動物たちの多くが逃げ遅れていて、このままでは絶滅種が出てしまう恐れもあるとのこと…オーストラリアは今まさに、環境が激変している状況なのです。

 

昨年あたりから、世界のあちこちで影響が出始めている環境の激変。今までの経験からは想像のつかない現実が、どんどん私たちに襲いかかっています。今までの当たり前が通用しない世界が、すぐそこに迫っているのを実感します。

こう書いていると、ただただ恐ろしいのみ…どうしたらいいのかも分からず、ただただ怯えているのみです。

今の私たちに何ができるのか。知恵を絞って、真剣に考えなければいけない時期に来ているのだと思います。

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今日は子供たちのホースセラピーがありましたが、牧場にいると自然を感じることができます。目を閉じると、小鳥のさえずりが聞こえてきて、風が通り抜けていくのがわかります。

今までは当たり前にあった自然の風景、当たり前に訪れていた四季の移ろい…これからは当たり前ではなくなります。

私たちが自然を、四季の移ろいを、守っていかなければいけないのです。

そのために何をすればいいのか?全くわかりませんが…まずは、今起きている現実を受け止めることから、ですかね。

インスピレーションを刺激するもの

いつからでしょうか…私は天然石の虜になってしまいました。

出会いは約20年ほど前のこと。とある駅構内の露店で、色とりどりのまん丸な石が売られていました。その中から、私はブルーグレー色をしたブルーレースという名前の丸玉を買って帰りました。どうしてこんな綺麗な色になるのだろうか…そんなことを考えながら、毎日コロコロと掌で転がしていました。

よく調べてみると、天然石自体にエネルギーがあって、石の種類によってエネルギーも違うのだそう…私は片っ端から資料を調べまくって知識を身につけるとともに、一方で天然石を扱うお店に通ってたくさんの石を実際に見てきました。

一口に天然石と言っても、色も形も様々。長い年月をかけて生み出された、奇跡の産物とも言える結晶は、人間には決して真似できない美しさ…本当に素敵です。インスピレーションを大いに刺激されます。

 

そして、私と同じように天然石の虜になった人たちの中で、様々なアクセサリーやヒーリンググッズを作る人たちも増えてきました。マクラメ編みと言って、紐のようなものを編み込んで作られたアクセサリーや、天然石のビーズをゴム紐で繋いだブレスレット、中には天然木と組み合わせたヒーリングワンドという杖状のものを作ったり、錬金術を使ってシルバーアクセサリーを作る方もいらっしゃいます。

これが…作者の個性が感じられて、見ているだけでとっても楽しい!のです。日本人が作るもの、外国の方が作るもの、ネイティヴアメリカンの香りがするもの、インカ文明っぽいもの、ヨーロッパから来た洗練されたデザインのもの、自然をモチーフにしたもの、宗教色の強いもの…十人十色、百人百様…人の数だけデザインも存在するのではないか?と思えるような、多様な世界が広がっています。

 

そして、自分がどんな石に惹かれるのか?どんなデザインを欲しているのか?を知ることで、自分のルーツを知るきっかけになったりもするのです。

私の場合…最も惹かれる石は、綺麗な水色をしたラリマーという石。この石は唯一、カリブ海にあるドミニカ共和国でしか採ることができません。またデザイン的に惹かれるのは、圧倒的にネイティヴアメリカンの香りがするものです。

つまり…私のルーツは、アメリカにあるのではないか?という気がしているのですが…どうですかね?まあそれは置いておきまして、天然石を見ているだけでロマンを掻き立てられ、インスピレーションを刺激されます。

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疲れていても、元気がなくても、天然石を見たり触ったりすると…いつのまにか元気になっています。私は本当に天然石が好きなのだと思います。久しぶりに、何かアクセサリーをひとつ、買ってみよう…かな?

マウンティングの対象

私の子供たちは、発達障がいを抱えながら生きています。同じ年齢の子たちと比べてしまうと出来ないことも多いし、本能で生きているので一風変わったアクションをすることもあります。

そんな私の子供たちに対して、まわりの人の反応は様々です。人と変わったところを面白がってくれる人もいるし、明らかに私たち親子を見下す人もいます。マウンティングと言うのでしょうか。

 

そんな私の娘、実は最近とある絵のコンテストに入賞したのです!夏休みの宿題として提出したものが、まさかの入賞。こんなことは初めてです。

うちの娘、お世辞にも絵が上手いとはいえませんし、アイデアも人より飛び抜けているわけではありません。入賞と聞いて、私は正直言って半信半疑でした。何かの間違いではないか?と思っていました。

 

そして、表彰式が行われるとのことで、先日家族みんなで行ってきました。応募総数750通ほどの中から、入賞したのは20作品。その中に、本当に娘も入っていたのです。間違いではありませんでした。

でも…会場に展示されていた入賞作品を見ると、どれも力作ばかりです。はっきり言って、何故うちの娘の作品が選ばれたのか?疑ってしまうレベルでした。

周りの子供たち、どの子も優秀そうな子たちです。うちの娘は、もしかしたら場違い?という雰囲気で、当の娘も非常に緊張していました。1人ずつ名前を呼ばれて、壇上に上がって賞状を受け取るのですが、娘は緊張のあまり最初は動き出すこともできず…いざ動き出してもぎこちないこと…それでも無事に賞状をいただいてきました。

賞状とともに、審査員の先生からのコメントも入っていました。そこに書いてあったのは…娘がこの絵に託した純粋な思いを感じ、そこを評価していただいたとのこと。私はうれしく思いました。確かに娘は一生懸命取り組んでいたし、そこが今回うまく評価してもらえて…本当によかったです。

 

そして、入賞した20人の中に、同じ小学校の子が1人だけいました。学年は違いますが、小さい学校なのでお互いにわかっているし、親御さんとは一緒にPTAの役員をやったこともあります。声をかけようかな?と思ったのですが…相手にされませんでした。残念ながら、私たち親子を見下すタイプ、マウンティングを発動するタイプの人だったようです。

そんな対応を気にしていても仕方ないので、私たちは私たちで、堂々と表彰式に参加し、賞状を受け取ってきました。なかなかない経験なので、親子で雰囲気を楽しんできました。

 

今回娘の絵が入賞したこと。他の子と比べると明らかに見劣りのする絵を、その裏側にある純粋な想いを汲んで評価していただいたこと。

普段はできる/できないで相対的に評価されてしまい、なかなかスポットライトの当たらない発達障がい児でも、こういう奇跡も起こせるのだ!と、親として勇気をもらいました。

今回審査していただいた先生方に感謝するとともに、我が娘もよく頑張った!と思います。

相変わらず日々マウンティングをされ、見下されることも多い発達障がい児ですが…そんなことは気にせず、自分らしく堂々と生きていればいいのです!

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常に「自分」でいること

自分の望まない環境にいる時とか、逆境の中を生きている時…私たちはこんな風に思うことがあります。

 

こんなはずではない。

私はもっとできるはず。

本来の私はこんなものではない。

…という具合に。

 

でも…今そこで起きていることが全てであり、そこで実際にやっていることがその人の実力なのです。

 

例えばスポーツ選手。どんなに実力のある選手でも、本番の大会での成績が全て。そこで実力を発揮できなければ、メダルなどの称号をもらうことはできません。

私たちも同じように、日々の生活の場で起きていることが全て。そこで起きていることが事実なのです。

 

ならば、逆境にいる時、苦しい状況を何とかしたい時に、私たちができることは2つ。

1つ目は、環境そのものを変えること。職場を変える、住まいを引っ越す、など。

2つ目は、自分の意識を変えること。理想ばかりを追わずに、まずは今の現状の中で何ができるのか?を考えること。

 

2つ目の、自分の意識を変えること…これがなかなか難しいのです。長年積み重ねられた自分のパターンを打ち破るのは、そう簡単にはできません。

でも、本当に今の状況を、自分の意識を変えたいのならば、変えたい!という気持ちを強く持つこと。こうなりたい!と強く願うこと。まずはそこからです。

(ちなみに私の場合…なりたい自分は、陽だまりのような存在。まわりの状況に惑わされることなく、常に穏やかに辺りを照らすような存在になりたい!と思っています。)

あとは…自分ひとりで頑張り過ぎないこと。まわりの人に話を聞いてもらったり、好きなことをしたり、好きなものに囲まれたり…

変わりたい!と頑張っていく中で、自分を見失わないために…疲れ切っても投げやりにならずに、自分らしさを取り戻すために…自分に栄養補給をしてあげるのです。

 

今の私も、不本意ながら逆境の真っ只中にいます。「不本意ながら」とは書きましたが、もしかしたら今の状況は、私にとって必要なことなのかもしれません。だって、逆境を知ることによって、本来の自分の望みがはっきりとしたのですから。

自分が本当にやりたいことに向けて、すでにアラフィフに差し掛かってはいますが…今は助走をしているところ、という気がしています。

年齢を重ねてからでも、さらに前進したって、また一からスタートラインに立ったっていいのです。

どんな状況であっても、逆境の中にいたとしても、常に「自分」でいること、自分を見失わないこと、自分らしく生きることを心がけて、日々を過ごしたいと思います。

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意のままに生きる

お正月休みボケが治らない中、仕事始めから1週間経ちました。今週はキツかったです。疲れました。旦那さんも、子供たちも、今日は疲れ切って帰ってきました。

お正月休みの間はあんなに元気だったのに…家の片付けとかも出来ていたのに…昨日あたりから家のことをする気持ちの余裕がなくなりました。疲れ切ってしまうと、何もやる気が起きないのです。今日は晩ご飯も買って済ませてしまいました。

 

何でこんなに疲れ切ってしまうのか。エネルギー切れを起こしてしまうのか。疲れた心と体で考えてみました。

まず、今の職場で私は本音を打ち明ける仲間がいません。私以外はほとんどの人が保育士さん、私はただ1人の事務員なので、仕事上の悩みを誰にも打ち明けられないのです。

本音を誰にも打ち明けられないことで、私は恐らく自分らしさを無くしているのだと思います。心の中に、常にモヤモヤを抱えながら働いている状態なのかもしれません。

そして、恐らくこれがいちばんの理由…今の職場が、非常に息苦しいのです。風通しが悪いのです。園長先生を頂点にした、完全なる権力社会。上層部と現場の先生方との間に渦巻く建前と本音。日本の組織としてはよくある構造なのかもしれませんが、私には耐えられないのです。

 

自分に余裕がない状態でいると、自分の中にあるコップが溢れそうになっているわけです。健全な状態ならば、ちょっとした仕事のミスなんて気にならないのですが、自分がいっぱいいっぱいだと、少しのミスでもイライラしたり、キレてしまうのです。今日の私は、まさにそんな状態…一旦仕事場を離れて、イライラが収まるまでトイレで気持ちの整理をしてから、仕事場に戻りました。

 

今の仕事は、正直に言うと自分のやりたい業務ではありません。環境も人間関係もあまり良いものではありません。それでも続けているのは、子供を最優先する今の生活において、時間的な条件が合うから。ただそれだけです。

私の精神状態を考えると、はっきり言って今すぐにでもやめた方がいいとは思います。でも、今の条件下で、どう気持ちの折り合いをつけていくのか。もう少しだけ…続けてみようかと思っています。

 

そんな今の職場でも、いいことはあります。先生方の中に、素敵だなーと思う方が何人かいらっしゃること。

とある中堅の先生は、さりげなく周りに気遣いをされるムードメーカーです。誰とでも分け隔てなく接していて、私も彼女とは気さくに話すことができます。

とある高齢に差し掛かっている先生は、上品な雰囲気が素敵な方です。この方も気遣いをされる方です。今日私がトイレに逃げ込んでいた時、この先生がさりげなく声をかけてくれて、少しだけ元気になりました。少しだけ癒されました。

 

そもそも、初めから職場での人間関係なんて出来ていないのだから、もっと自分の意のままに振る舞ってもいいのかな?そうすることで、少しは自分らしさを取り戻せるかな?って気がしています。

とりあえず、3連休しっかりと休んでリフレッシュしまーす!

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LOVE SONG

気づいたら目で追っている

あの人のことばかり考えている

あの人が歌っていた歌を

ダウンロードしてみたり

 

今、目が合った?

こっちを見ていた?

お互いに気持ちが動き始める

恋の始まる予感

 

声をかけてみようか?

デートに誘ってみようか?

徐々に距離が縮まり

恋の予感が確信に変わる

 

あの人にメールしてみる

あの人に電話してみる

あの人に会いに行ってみる

どんどん気持ちが動いていく

 

今度の休み

一緒にどっか行こうか?

 

あの人と並んで歩く

あの人と手が触れる

あの人と体が触れる

もっとあの人に触れたくなる

 

そうして少しずつ

恋が育っていく

心と身体が

徐々に触れ合っていく

 

そんな

恋の始まる時にだけ味わえる

とびきり甘い LOVE  SONG

 

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…たまにはこんなスイートな詩も、どうですかね?

ちなみに、私自身が恋をしているわけではないですよ。あくまで創作の世界です(^_^)

 

口だけではなく、態度で示す

新年がスタートし、仕事も始まりました。私がお勤めしている保育園では、来年度へ向けて先生方が連日話し合いをされています。子供たちの日々の様子や将来のこと、先生方の日々の業務や待遇のことなど、話題は広範囲にわたります。

上司に当たる園長先生や主任の先生が、現場の先生方の声を聞く機会を持つことは、とてもいいことだと思います。現場の先生方も変に上司に気をつかうことなく、率直な意見を出していました。

 

そして、話し合いの中で園長先生が、理想の保育論を展開していました。ひとりひとりの個性を受け入れること、常に根底には愛情と信頼感があること、子供たちが心から楽しい!と思える雰囲気づくり…そんな感じのことをおっしゃっていたと思います。

私は事務の仕事をしながら、そばで聞いていました。園長先生のおっしゃっていること、確かにその通りです。私もそんな保育園だったらいいだろうな、と聞きながら思いました。

でも…言うだけなら簡単なのです。

私は聞いていて、ちょっと引いている自分に気づきました。だって、この保育園の現状は、園長先生がおっしゃる理想とは程遠いと私は思っています。確かに子供たちの面倒はよく見ていると思うのですが…自分たちの都合を最優先して、園の方針から逸れることに対してはとことん厳しく、子供たちや親御さんにも園のやり方に則った行動を要求します。行政とか業者さんとかにも「自分たちが」おかしいと思うことには平気で文句を言います。

恐らく、保育園の先生たちに自覚はないです。長年同じ環境でやってきた人たち…井の中の蛙、大海を知らず。自分たちの中で理想を語り合うだけでは、自分たちの中で愚痴を言って吠えるだけでは、何も状況は変わらないのです。

 

言うだけなら簡単です。誰にでもできます。

実際にやるのか、やらないで済ますのか。

大切なのは、態度で示すこと。

もっと言うと、背中で示すこと。

理想の人生を送る人の背中から学ぶことは多いです。それは子供だって同じ。子供は親の行動をよく見ています。先生の行動だってよく見ています。

 

保育園の先生たちに必要なのは、まずは外へ出ること。違いを知って、そこから学ぶこと。

何より、いつまでも自分たちファーストをやっていないで、もっと謙虚に学ぶべきだと…私は思うんですけどね。私の意見は全く求められていないので、まぁ黙って様子を見ておきます。

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