樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

真のカリスマとは?

「カリスマ」と呼ばれる、その道のプロフェッショナルの方々。カリスマになりたい!と思って、カリスマになったわけではないと思います。

自分が決めた道をひたすら探求し、努力し、その結果としてカリスマになっているのです。

だから、真のカリスマは自分のことをカリスマだとは思っていないし、とても謙虚で、真摯な対応をされる方が多いです。

自分からカリスマだと言わなくても、まわりの人がその人の凄さを認めているし、結果としてカリスマになっているのです。

 

でも、残念ながら「自称」カリスマさんを目にすることがあります。ただカリスマという称号が欲しい、カリスマと呼ばれたいだけの人たち…

だから、自称カリスマさんのすることは…自己アピールです。

自分の印象を良くするため、地位を上げるために、たっぷりと経験談を語ります。

ここで、話術のある人とない人に分かれますが…話術のない人の話は誰も信用しないので、ある意味罪が軽いといえます。(本人は不本意でしょうが)

 

問題なのは、話術がある人の場合です。言葉巧みな体験談に感化されて、残念ながら鵜呑みにしてしまい、その人に全面的に依存してしまう人が出てきてしまうのです。その人たちによって、自称カリスマはどんどん権力を増し、さらに信者を増やしていく…悪循環の始まりです。

自称カリスマのもうひとつの特徴は、人に威圧的な印象を与えることです。自分がカリスマであると勘違いしているが故に、エラさが態度に出てしまい「これこれ、こうしないとあなたは不幸になります」と人を脅迫してしまうこともあります。

基本的に人は皆平等なはずですが、権力を持ってしまうとそこを忘れてしまって、自分が偉いのだという強烈なエゴを抱えてしまう…残念ながら、自分に自信のない人たちの多くが、この強烈なエゴを持った自称カリスマに感化されてしまうのです。

こうした自称カリスマに感化されてしまった側の人たちは、自ら考えることをせずに、その人の言うことが全てになってしまう…つまり、洗脳されてしまうのです。洗脳、本当に恐ろしいことです。

大きな声では言えませんが、実は私も洗脳された経験があります。洗脳の渦に巻き込まれている時は、全く疑いもせず、逆にまわりの忠告に腹を立てていたように思います。今思えば、痛いところを突かれたから腹立たしかったのでしょうね。でも、その時の経験のおかげか?今は本物と偽物を見抜く力が多少はついたと思います。

 

真のカリスマの方々、私のまわりにも何人かいらっしゃいますが、普段は実に普通の方たちなんです。見た目も、話し方も、佇まいも、ごくごく普通。でも、普通に日々を過ごしていても、ここぞ!というときにすごい力を発揮するのです。

逆に言えば、派手なことをしている人たちや、派手な格好、派手なアピールをしている人たちは、注意した方がいいかもしれません。その人たちから派手な衣を取った時、そこに何が残るのか…そこで本物なのか?偽物なのか?が、はっきりするのではないかと思います。

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