樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

「同僚」というフシギな関係

同僚。仕事を共にする仲間。

友達とは違う、どちらかといえば家族に近い存在なのかもしれません。

仕事をともにするので、きれいごとばかり言ってはいられません。時には意見の衝突も出てきます。

でも、仕事をともにし、一日の大半を一緒に過ごすことで、お互いの性格や考え方などがわかるようになって、フシギな絆が生まれるのです。

 

私にとっての最初の同僚は、新人教師時代に講師をしていた、とある進学校の仲間というか、諸先輩方。私は駆け出しの英語教師でしたが、その学校には各々のスタイルを持つカッコイイ女性がたくさんいらして、大いに刺激を受けました。

また、年齢の近い数学教師と恋愛関係になった時期もありました。ほかの先生方や生徒たちにバレないように、ひっそりと関係を育むことは、なんとも言えないスリルがありました。恋愛関係はほどなくして解消してしまいましたが、その後もその先生とは友人関係が続き、教師として、人としてのあり方を日々語り合い、濃い時間を共有できました。

 

その後、生まれ育った地元の学校に移り、新たなキャリアをスタートしましたが、その学校は完全に男社会で、今でいうパワハラやセクハラが当たり前の職場でした。仕事はともかく、事あるごとに行われる飲み会が地獄でした。先輩教師の理不尽な説教を聞き、一方でお酌やチークダンスなどにつきあわされ、本当に嫌でしたが…嫌だと言うことが許されない職場でした。数少ない女性の職員とくだらない話をするのが、唯一の楽しみでした。

ひどい職場ではありましたが、こんなこともありました。私が学級崩壊の危機に陥った時に、その当時の学年の先生方が私に助け舟を出してくれて、その時点で退職を考えていた私に仕事を続ける道を作って下さったのです。あの時に辞めなくて、投げ出さなくて本当によかったと思っています。その時に大変お世話になった先生が、今は放課後デイの先生になって、うちの子供たちの面倒を見てくれています。フシギなご縁を感じます。

 

その後は結婚・出産を機に、しばらくは仕事から離れていましたが、つい最近、とある保育園で仕事復帰をしました。今お世話になっている保育園、職員は全て女性です。ほとんどが保育士さんで、あとは事務員である私と、給食担当の先生がいます。

保育園に勤めているだけあって、みんな子供が好きで、日々子供たちのために奮闘し、各自が自分のやるべきことを頑張っています。仕事上での衝突はたまにありますが、基本的にはとても仲のいい職場だと思います。

個人的には、保育士の先生の中に小学校時代の同級生がいたり、かつての教え子がいたり、また旦那さんの幼馴染の方がいたりして、世間は狭いなぁと感じます。特に、かつての教え子が保育士として日々奮闘している姿は、本当に見ていて嬉しく、頼もしく思います。

 

私は仲間作りが苦手なのですが、半強制的に日々を共にする同僚という存在…今の私にとっては、ある意味仲間に近い存在なのかもしれません。

まずは、まだまだ新人事務員である私のスタンスをしっかりと示して、私という人間を理解してもらうことから…ですかね。

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