恋をすること…ある特定の人に対して好意を持つこと、でしょうか。
単なる好意を越えて、その人のことで頭がいっぱいになったり、胸の奥がざわついたり、自分が自分でなくなるような…特別な感情だと思います。
ちなみに、英語で「恋」に当たる単語は、厳密にいうと無いんだそうですね。"Love" は、どちらかというと「愛」なのだそうです。
恋をすると、今まで知らなかった自分の一面をたくさん知ることができます。
ものすごく女々しかったり、嫉妬深かったり…真剣に恋すればするほど、いろんな感情が揺さぶられます。
その人に気に入ってもらおうと、メイクや髪型を変えてみたり、新しい趣味を始めたり…自分磨きをすることもあるかもしれませんね。
そして、心から好きになった人と気持ちが通じ合い、心も体も混じり合えた時は、何とも言えない幸せな気持ちになって、満たされます。
でも…いちばん人間的に成長できるのは、何と言っても失恋体験、だと思います。
失恋と言っても、勇気を振り絞って告白したものの、思い叶わず砕け散ることもあるだろうし、うまくお付き合いできたものの、価値観の違いなどで想いがすれ違い、お別れすることもあると思います。
失恋してしまうと、自分は受け入れられなかった…というネガティブな感情になりがちですが、私は単に相性の問題だと思っています。たまたま、その人とは合わなかっただけ…見た目が好みだったとしても、相性というのはあるんです。相性が合わなければ、無理しても結局はうまくいかないんです。
でも、告白という一大決心をする勇気とか、砕け散ってもくじけない心とか、相手とお別れして一歩踏み出す前向きな気持ちとかは、真剣に恋すればこそ生まれるパワーだと思います。若干ほろ苦さを残しつつも、その人の人生の中で大きな収穫になっているはずなんです。
恋はたくさんした方がいいと思います。じっくりとひとつの恋に向き合うのもいいし、いろいろな人に恋をするのもいいと思います。どんな恋であっても、恋する気持ちは人の心を突き動かし、まだ見ぬ自分を見せてくれるのです。(不倫とかになってしまうと、当人同士の気持ちだけではなく、いろんなことを巻き込んでしまうので、また別の話になってしまいますが…)
でも…相手が迷惑に感じるほどに追いかけ回して、相手を追い詰めてしまうストーカー行為とか、恋する気持ちに付け込まれて性犯罪の被害に遭ってしまうこととか、残念ながら気をつけなければいけないこともたくさんあります。特に、うちの子供たちのように軽度の発達障がい、いわゆるグレーゾーンにいる子たちは、注意が必要です。
うちの娘のような、思春期に差し掛かる女の子たち…一見普通に見えても無防備な状態だったりするので、性犯罪に巻き込まれる可能性があります。とりあえずうちの娘には、身の回りで起きていることに対して自分で考えて、自分の意見をしっかりと持つこと、おかしいことはおかしいと言うこと、嫌なことは嫌だと言うことなど、今から伝えるべきことは伝えています。
また、うちの息子のような男の子たち…性への純粋な興味が理性を上回って、ストーカーや性犯罪の加害者側になってしまう可能性があります。子供のころは可愛いと許されることも、成長するにつれてそうはいかなくなります。性への興味自体は否定せずに、その気持ちとどう向き合うか?を一緒に考えていければと思っています。
その上で、できれば素敵な恋をたくさんして、子供たちが素敵な大人に成長してくれれば…と思います。