樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

自分の思いを口にすること

私は今、とある保育園で事務の仕事をしています。私の前任の方で、私に仕事を引き継いでくれた方は…気が利いて、率先してみんなのお手伝いをして、わからないことは何でも答える、素晴らしい方でした。職員のみんなからの信頼も厚い方でした。

私も仕事を始めた頃は、その方にいろいろと教えてもらえて、良き先輩としてお付き合いさせていただいていました。でも、私が仕事を覚えていくうちに、その方との関係がギクシャクし始めました。仕事を引き継ぐ上で、その方のポジションを私が奪うような形になってしまったからだと思います。

 

今は完全に仕事を引き継ぎ、その方は退職されましたが…仕事を進めていく上で、その方が実はミスばかりしていることに気づいたんです。会計のこと、お給料のこと、ミスは許されませんが…はっきり言って、その方は周りのことばかり気にしていて、肝心の事務の仕事は中途半端だったんです。私はその尻拭いをしなければならない…ただでさえ慣れない事務の仕事に、さらに追い打ちをかけられたようなものです。

 

私は、中途半端な仕事ぶりのその方に対する「ふざけるな!」という思いを、誰にも言えませんでした。だって、事務の仕事がわかるのは私しかいないし、増してやその方はみんなに愛されている方です。きっと誰にも共感してもらえないだろう…私はその方に対する悪口を、ずっと心の中にしまい込んでいました。

でも、今日また、その方の中途半端な仕事ぶりを見つけてしまったんです。どうすればいいかわからず、とりあえず相談できそうな人に聞いてみたのですが…その人は、前任の事務員さんのことを信頼していて、その事務員さんがそんなミスをするはずがない、何か理由があるはずだ…と言いました。前任の方のミスであることがなかなか伝わらず、私はとうとう、その人に悪口を吐き出してしまいました。仕事の中途半端ぶりを、その人にぶちまけてしまいました。すると、その人は私との話をストップして、「あとは上の立場の人に相談して」と言って、そこでおしまいになりました。

 

私は後悔しました。言わずにおこうと思っていたのに、言ってしまった…そりゃ、聞いた方も微妙な反応になるわな…

でも、言ってしまったものは仕方ないです。あーあ。

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そして、仕事から帰る時、車の中でひとり考えました。逆に、言ってよかったのかもしれないと。今までも、前任の方のミスを何度見つけたことか…その度に私は、この野郎!と言いたいのを我慢してきました。でも、言わずに今日までこらえてきても、やっぱりミスを見つけてしまった。もうね、言わなきゃいけなかったんです。吐き出さなきゃいけなかったんですよね。

まぁ、職場での私の印象は悪くなったかもしれませんが、いいんです。思いを吐き出せたこと、今日のところはグッジョブ!ということにしておきましょう(^_^)