樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

発達障がい児への、2つの目線

私は発達障がいを持つ娘と息子、2児の親です。母親として発達障がいと向き合う過程で、自分自身も若干発達障がい傾向があることにも気づきました。そんな中で、支援して下さる先生方の目線に違いがあることがわかりました。

ひとつは、親目線。もうひとつは、先生目線です。

親目線を持つ先生方は、子供ファーストです。子供に寄り添い、目の前にいる子が今何を考えているのか?今何を望んでいるのか?を感じ取ろうとしてくれます。また、子供たちにとっての居場所づくりや、親たちの支援・勉強会なども計画してくれたり、その他にも発達障がい児が社会に受け入れられるように、様々な活動をして下さっています。

一方で、先生目線を持つ方たちは、学校ファーストです。学校でのルール、幼稚園や保育所での決まりごとに子供を当てはめようとします。定められたレールから外れてしまう子は、問題のある子としてリストアップされてしまい…最終的には、その子が学校で決められた規則を守り、レールからはみ出さないことを目的とします。

 

うちの子たちが通っている小学校や、私がお勤めしている保育所でも、発達障がい児の支援をして下さる専門の方がいらっしゃいますし、時には外部から専門の先生に来ていただくこともあります。

専門の先生方…皆さん発達障がい児のことを考えて下さっているように思えるのですが、実際にいろいろお話を聞いてみると…発達障がいに対する理解が深い先生がいらっしゃる一方で、どんなに有名な先生でも、びっくりする位に学校ファーストの方がいたりもして…こちらがビックリというか、ガッカリしてしまうこともあります。

 

私たちのような発達障がいを抱える親子は、残念ながら先生を選ぶことができません。偶然出会った先生にお世話になるしかないのです。

信頼できる先生、子供ファーストの先生に巡り会えれば運が良いのですが、仮に学校ファーストの先生に巡り会ってしまった時…まずは私たちの想いをしっかりと伝えて、その結果その先生の気持ちが動いてくれれば、私たちの味方がひとり増えるわけで…

何で親がこんなことまで先生に口出ししなきゃいけないの!と思いますが、私たちは今できることをやるしかないんですよね(>_<)

子供たちの未来のために…親として、できる限りは頑張ります。

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