樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

境界線を引く

発達障がいを抱える、うちの娘の話です。

ありがたいことに、小さい頃は引っ込み思案で初めての場所や人に対してパニックを起こしていた娘が、今ではやりたいことに溢れている好奇心旺盛な女の子に成長しました。

学校生活での勉強、委員会活動、クラブ活動、たまにある放課後こども教室…すべて全力で頑張ります。

放課後は書道教室、近所での勉強会、放課後デイ2ヶ所、言語と作業のリハに通っています。

家に帰ってきてからは宿題と、タブレットを使ってのゲーム、全力でやります。

週末は各種イベントに参加したがり、日曜日はホースセラピーに通います。

そして、この夏休み…地元のお祭りで、神様に捧げる踊りを披露する「巫女舞」にチャレンジすることになりました。

 

皆さん、お気づきでしょうか。娘は何でも頑張りすぎて、欲張りすぎて、ヘトヘトなのです。

毎日やりたいことを詰め込んで、寝る時間が遅くなり、起きる時間も遅くなり、時間ギリギリでバタバタと家を出て行きます。

最近娘は、学校で居眠りをすることもあるのだそうです。疲れが取れていないようで、寝るのも遅いらしいので、早く寝かせてあげてください、と先生にお願いされています。

 

このままでは、娘は潰れてしまう…せっかくここまで、少しずつ良い成長を重ねてきているので、できることとできないこと、やりきれないことに境界線を引くべきだと…娘に話しました。

娘も話をわかってはくれましたが…

 

先日の書道教室でのこと。展覧会などへの出展の話を先生から聞いて、娘も作品を仕上げて出したくなったようで…ママ、私今日から毎日家で習字をたくさん書く!と言い出しました。

本来ならば、褒めてあげることなのかもしれませんが…今の娘に必要なのはブレーキです。ここは、親である私がブレーキをかけてあげないといけない…と、改めて思いました。

そこで、しばらくの間…巫女舞をやる夏祭りが終わるまでの間は、お習字と勉強会をお休みすることと、毎日のゲームの時間制限、イベントの参加も控えることなどを娘にお願いしました。

その代わり、家で一緒に毎日、巫女舞の踊りを少しずつ練習することにしました。今日初めて練習してみましたが、娘は「ママ、私毎日踊りの練習をやる!」と言ってくれました。巫女モードになってくれたようで、よかったです。

 

まわりの人たちと、いかに境界線を引くのか。きちんと理由を伝えて、断る勇気を持つこと。自分を大切にするためにも、大事なことです。

もちろん私自身も、しっかりと境界線を引くところには引くべきだと、再認識させられたエピソードでした。

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