中学生とか高校生の頃って、いろいろなことに憧れたりしますよね。ちょっと不良っぽいお兄さんをカッコいいと思ったり、学校の中でも目立つグループに入ろうとしたり…どうですかね?
私自身はおとなしいタイプでしたが、高校時代に背伸びをして、クラスの目立つグループに入っていたことがあります。その時、私はそのグループに居続けること自体に必死になって、みんなのご機嫌ばかりをとっていて、結局そのグループ全員に嫌われてしまったことがあります。目立つグループに嫌われたことで、私はクラスで孤立してしまい、当時は辛い日々を過ごしました。
そして大人になってからも、私には憧れている人たちがいます。それは、カフェとか雑貨とかのお店をやっている、オシャレな人たち。体にいい食材を使ったりして、健康的な生活をして、時間ができたらフラッと旅に出て…そんな生き方に、ものすごく憧れを持っていました。
そして、そういう人たちと何人かご縁があって、イベントに参加したり、一緒に遊んだりしたこともあります。遊んでいる時は楽しかったのですが…家に帰ってきてからグッタリと疲れてしまったんです。その人たちのペースに、無理をして合わせてしまっていたことに、後になってから気づきました。
憧れを持つ気持ち、その理由は人それぞれだと思います。自分にないものを求める場合もあるだろうし、自分に近い考え方にシンパシーを感じる場合もあると思います。
いずれにしても…憧れの気持ちが生まれて、そこに自分を近づけてみて、自分の現実がはっきりとわかります。私の場合は、憧れていることと自分との違いに気づいたのですが、憧れの存在に同調してさらに高みを目指す場合もあるかもしれません。
憧れているものと、自分の現実とが違う…最初は落ち込むかもしれませんが、自分の本当の心地よさを知るきっかけになります。それが自分自身と向き合う第一歩です。私の場合は、外へ出てパーティを楽しむよりも、家でひとりの時間を持つことの方が心地よいことに気づきました。
そして、これが自分!というものがわかってきたら、その次のステップ…理想の自分とは何だろう?への道が始まります。途方もない、長い道のりのように思えますが、この道の途中にいる私、けっこう楽しんでいますよ(^_^)
他者への憧れから、自分の現実を知り、そして理想の自分へと向かっていく…この過程、言い換えれば真の自分探しとも言えます。たとえ時間がかかっても、やってみる価値はあると思いますよ!