私は、自分の下の名前で呼ばれることがあまりありません。その理由は2つ。旧姓が非常にインパクトのある苗字だったので、子供の頃は苗字で呼ばれることが多かったことと、同じ仲間や職場で同じ名前の人がいることが多く、紛らわしいから下の名前ではあまり呼ばれなかったこと、です。
私自身も、親がつけた自分の名前があまりしっくりとはきていなくて…そんなことを考えていて、ふと浮かんだのが「樹安」というブログタイトルの名前です。この樹安(じゅあん)という名前、自分の本当の名前というか、魂の名前?的な感覚を今は持っています。
唐突ですが、ものすごいカミングアウトをします。私には、身籠りながらもこの世に産まれてこなかった子供が2人います。1人は望まない妊娠で、子を持つには早すぎたことで堕胎をしました。もう1人は望む妊娠ではあったものの、当時仕事をしながらの妊娠で心身のバランスを崩し、残念ながら流産してしまいました。
最近見たとあるテレビ番組で、こうした子供たち、産まれてこなかったために名前を与えられなかった子供たちにも、実は名前をつけてあげた方がいいんだよ…と、どなたかがおっしゃっているのを聞きました。
なるほど、そうかもしれない!と思って、この子たちの名前を考えてみました。すると、すぐに思い浮かびました。
ひとりは恒星(こうせい)という男の子。もうひとりは綿弓(わたゆみ)という女の子。特にわたゆみは不思議な名前に思えますが、これがしっくりと来たんです。確かに名付けることで、今は存在しなくとも、かつては存在していた命をより近くに感じられるような…気がします。
かつてはこの子たちを産まなかったことに対して、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。でも、今は感謝できるようになってきました。恒星と綿弓…あなたたちがいたからこそ、今の私たちがいる。そう思えるようになってきています。
そして名前について、もうひとつエピソードがあります。実際に今いる子供たちの名前を、旦那さんと考えていたときのこと。私は旦那さんと私の名前に、とある共通点を見つけたのです。それは…名前をローマ字表記にした時に、2人とも " umi " で終わること!
例えば女の子の名前なら、あゆみとかは " ayumi " となって、 " umi " で終わりますよね。他にも当てはまる名前がたくさんあります。一方で男の子の名前だと、なかなか " umi " では終わらないのですが、旦那さんは奇跡的に当てはまるのです!
実際に我が家は海の近くにあります。窓からきれいな海が見えます。よし、子供たちもこの法則に当てはめて名前をつけよう!となったのです(^_^)
" umi " で繋がっている、私たち家族…ロマンチックでしょ?ちょっとだけ自慢です(^_^)