樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

アソビとイジメの境界線

先日、娘がたまに通っている地区のお勉強会で、こんなことがありました。

そのお勉強会はアットホームな雰囲気で、参加人数も4〜5人程度です。持ち寄ったおやつを食べて、講師の先生が用意した課題に各自が取り組み、終わった人から自由に遊んでオッケー、という形で行われています。

先日参加していたのは、娘を含めて4人。私がお迎えに行った時は、すでにみんなで自由に遊んでいました。が…その時にみんなでやっていたのは、うちの娘が大事にしている筆箱と筆記用具をほかの子たちが隠してしまい、それを娘が必死になって探している…というものでした。娘は発達が遅れているのもあって、こういう時にターゲットになりやすいのです。

お迎えに行った時には、まだまだ探している途中でしたが…お勉強会の終了時間はもう過ぎています。私は子供たちに「もう帰る時間だから、隠した場所を教えてあげて」と言いましたが、「まだだめ!」とのこと。

それから娘はしばらく探していましたが、隠されたものは一向に出てきません。終了時間はとっくに過ぎています。「もう帰るから終わりにしなさい!隠したものを出して!」と子供たちに言ったら、やっと各自が隠したものを出してきました。でも…娘によると、鉛筆が一本足りないとのこと。

さぁ、みんなで探して!どこに隠したの?…でも、結局鉛筆の在り処はわかりません。娘はまだ諦めきれないようですが…無いものはしかたありません。

娘を含めて、まだモタモタしている子供たち…私は時間的にも精神的にも、限界に近づいていました。「いい加減にしなさい!もう無いものは無いんだから仕方ない。帰るよ!」「……」「帰るよっ!」「…ハイ。」「ありがとうございました。…もうこんな遊びはやめようね。」

 

…みなさんは、このエピソードを読んで、これは遊びだと思いましたか?それともイジメだと思いましたか?

私は「自分の」子供がみんなに弄ばれていたのもあって、はっきり言ってイジメだと思いました。でも、その場にいた講師の先生は、子供たちの様子を見守っているだけでした。恐らく遊びの一環として捉えていたのだと思います。

 

遊びって…こんな感じでしたっけ?まぁ私が子供の頃も、私自身近所のお姉さんを中心としたグループにいじめられることもありました。子供同士の世界、一緒に遊ぶ上でこういう感じになるのは仕方ないのかもしれませんが…私はこの時の娘の姿を見ていられませんでした。もちろん、娘もほかの子たちの言いなりにならない強さを身につけるべき、ではありますが…

f:id:hattatsumamajuan:20191218220405j:image

みなさんは、どう思いますか?