千葉県にあるのに、東京ディズニーランド。千葉県にあるのに、東京ディズニーシー。そして、千葉県にあるのに、東京ドイツ村…もう訳がわかりません。もっと「千葉」に誇りを持ってもいいんじゃないのかな?
まぁ、それは置いておきまして。
毎年冬になると、東京ドイツ村で壮大なイルミネーションが展開されます。千葉県民の私、ほぼ毎年見に行っています。広大な敷地を利用して、一面に広がる色とりどりのLEDライト…本当に素敵で、見に行く価値は十分にあります。
そして今年は、今までは無かった新たなエリアがオープンしていました。敷地内の少し離れた場所にある湖のほとりに、チャイナランタンというエリアが出来ていたのです。
チャイナランタン…簡単に言うと「中国風の提灯」。たくさんの赤い提灯と、趣向を凝らした色々な形の提灯風オブジェ(青森のねぶたのような感じ)の灯りが、湖面を照らし、何とも幻想的な世界が広がっていました。
このチャイナランタン、家族全員がお気に入りになりました。本当に素敵でした。これならまた見に行きたい!って思います。
ところで…こういう新しいことを始めるとき、まずはスタッフの誰かがアイデアを思いつく!ところからスタートすると思います。
そのアイデアを、まずは同僚に話してみる。スタッフみんなで、そのアイデアがいいね!やってみよう!となったら、実現に向けて動き出す。どのエリアでやるのか?材料は?コストは?安全面は?いろいろな課題を洗い出し、実際にテストをしてみる。そして出てきた新たな問題点をクリアして、やっとオープンまで漕ぎ着けるのだと思います。
実際にオープンしてみて、今度はお客さんの反応です。自分たちがいいと思ったものを、お客さんも同じようにいいと思ってくれるのかどうか?は、実際にやってみないとわからないことです。
今回のチャイナランタン、この全てが上手くいったのだと思います。今までのイルミネーションとはひと味もふた味も違う、素晴らしいものでした。さらに言うと、東京ドイツ村入場口のすぐそばにこのエリアがあったことで、強いインパクトを残し、後でここに行ってみようね!と私たちお客さんに思わせることにも成功していました。
アイデアを思いつくこと自体もすごいことですが、そのアイデアを人に話し、理解してもらい、実際にみんなの力を借りて実現すること。このプロセスは、企画、プロジェクト、イベント、商売…全てに通ずることではありますが、実際にこれだけ大変なんだなー、と、チャイナランタンを見て考えさせられました。
私自身、実はアイデアマンだと思っています。いろいろなことを思いつく…まではいいのですが、そこから先になかなか進みません。そのアイデアに自信が持てていないのか?人に話してみる勇気と、実現する力が足りないのです。
この先の人生で、何かひとつ、自分のアイデアを実現させたいな、と改めて思っています。そのためには、まずは自分の思いついたアイデアに絶対的な自信を持つこと、逆にそこまでのアイデアとして自分の中でしっかりと練り上げること…まずはそこから、ですね。