樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

「ちょうどいい」のために

私がお勤めしている保育園では、給食担当の先生が毎日手作りの給食とおやつを作ってくださいます。私の基本的な勤務時間は9時から14時までなので、給食は毎日いただいていますが、おやつは食べていません。先日仕事の都合で急きょ16時まで保育園にいた時、初めておやつもいただくことになりました。

その日のおやつメニューは、スイートポテト!もちろん手作りです。そして、子供たちには牛乳が、先生方にはコーヒーまたはカフェオレがつくのです!ちょっと贅沢ですよね?しかも、砂糖を入れる/入れないも選べるのです。私はお子ちゃまなので、カフェオレの砂糖入りをお願いしました…へへ。

 

さて、午後3時になりました。子供たちはお昼寝からお目覚めの時間、みんなお待ちかねのおやつタイムです!

私が仕事をしている事務室にも、人数分のおやつが運ばれてきました。美味しそうなスイートポテトと、砂糖入りのカフェオレ。まさか、職場でこんなおやつが食べられるとは…しあわせです。

まずはスイートポテトをパクリ…うん、おいしい!手作りなので甘すぎず、お芋のやさしい味がします。そして、カフェオレをひと口…うん、ちょうどいい甘さ!スイートポテトとも相性バッチリ!美味しくいただきました。

 

この「ちょうどいい」甘さ、自分でカフェオレを淹れる時もけっこう難しかったりするのです。使う砂糖の種類によっても多少の違いはあるし、ちょっとした砂糖の量で、物足りなかったり、逆に甘すぎたりしちゃうのです。

給食の先生は、恐らく分量通りに砂糖を入れただけ、なのでしょうが…毎日作っている「勘」みたいなのもあるんだと思います。ちょうどいい、おいしいカフェオレ。私は密かに感動していました。

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料理の味つけ、火の通り具合、具材の柔らかさや硬さ、焦げ目のつき具合、料理を食べる時の温度…すべてにおいて「ちょうどいい」料理を作るためには、様々な心配りが必要です。

料理だけではありません。室内の気温調整、湿度の調整、お風呂の温度調整…「ちょうどいい」温度にするためにも、心配りが必要です。

そこにあるのは、料理を食べる人、その部屋を使う人、お風呂に入る人のことを考える「思いやり」…相手の喜ぶ顔を想像して、料理に気を配る。相手の喜ぶ姿を想像して、温度に気を配る。

「ちょうどいい」の裏側には、作る人の思いやりの気持ちが込められているのです。

 

給食の先生の「思いやり」を感じて、うれしくなったおやつタイム。本当に美味しかったなあ…ごちそうさまでした!