樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

「名」より「実」の時代へ

新型コロナウイルス、やはり拡大してきてしまっていますね。中国では毎日感染者数が何百人という単位で増加し、毎日死者も何十人という単位で増えています。こうサラッと書いていますが…異常事態ですよ?

そして、今になって日本政府もやっと動き出しました。新型ウイルスを指定感染症にする閣議決定がされました。でも…遅すぎます。今さら言っても仕方ないことですが、春節による大量の中国人の渡航を、やはり阻止するべきだったと思います。今はまだ潜伏期間で落ち着いているかもしれませんが、やがて日本でも感染者が続出するのでは…という声も聞こえてきます。

そして、WHO(世界保健機関)が、今回のウイルスに関する情報を訂正しました。あまり感染力が強くないという見通しを、感染力が高いと訂正したのですが…あの、訂正で済むこと、ですか?すでに世界中に、ウイルスばら撒かれていますよ?

 

今回のことで、WHOのような名のある機関でも、いざという時に全く役に立たないこともあるんだ、ということがわかりました。

そして、これは国家にも言えること。アジアの中で、フィリピンはいち早く中国人旅行者を中国へ強制送還しました。こうなる前に、水際で阻止をしたのです。

一方で日本は、経済面も考えて、そこまで踏み切れませんでした。大量に押し寄せた中国の人たち。北海道、東北、関東、関西、九州…あらゆるところで観光を楽しみ、お金を落とし、ウイルスをばら撒きました。

この差は、今後出てくるかもしれません。経済を優先したのか?国民の安全を優先したのか?来週以降に審判が下されるのかもしれません。

 

アジアの中でも、日本は高度経済成長を遂げ、先進国の存在でした。でも今は、サイバー改革では韓国に遅れを取り、国際的な立場では中国には敵わず、今回の対応でもフィリピンに遅れを取りました。もはや、日本はアジアのリーダーとは言えないと思います。

混沌の時代をどう生きるのか?問われているのは、ひとりひとりの力であり、意識であると思います。残念ながら政府が頼りなく、こんな時でもくだらない国会論戦を繰り返している、我が日本。この時代を生き抜くために、私たち自身の、より一層の意識改革が必要だと思います。

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