私は音楽が好きです。学生時代は吹奏楽をやっていたし、今も趣味でウクレレ弾いたりしています。もちろん、いろいろなジャンルの音楽を聴くのも好きです。そして、ごくたまーに、トリハダものの出会いをすることがあります。
「題名のない音楽会」というテレビ番組で、レ・フレールというピアノを連弾する兄弟デュオを見た時、その圧倒的な演奏に度肝を抜かれました。2人で鍵盤を叩きながら奏でるブギーのリズム、聴いていて心がワクワクします。本当に楽しんでピアノを弾く2人、兄弟なだけあって息もピッタリで、2人の起こすバイブレーションが次第に聴いている周りの人たちを巻き込んで、大きなうねりとなっていく…そんなパワーを持っています。
ヤマハか何かのCMで、ジャズピアニストの上原ひろみさんを初めて見た時も、その超絶演奏テクニックに度肝を抜かれました。でも、彼女の最大の魅力は、とにかく楽しそうにピアノを弾くこと!ピアノが本当に大好きなのが、見ていてよくわかります。感性のままにピアノを奏でる上原さん…その表情といい、そのアクションといい、全身全霊を込めてピアノを弾く姿は、見ているこちらを楽しい気分にさせてくれます。
私はどうやら、ピアニストに魅力を感じるようですね…(^_^)
そしてつい最近、新たなトリハダ級の出会いがありました。Eテレ「にほんごであそぼ」に出てくる仲間たちが、全国を回ってコンサートを開く様子が放送されていたのですが…ゲスト出演されていたとあるアーティストに、私は心を奪われてしまいました。
その方は木下航志さんといって、盲目のピアニストです。私が心を奪われたのは、その歌声。ハスキーなハイトーンボイスで歌うのは、子供たちに向けた歌をブルース調にアレンジしたもの。伸びやかな歌声と、彼の持つブルージーなノリ、そして音楽に任せて身体を揺らす演奏スタイル…まるで、同じく盲目であるスティービーワンダーのよう!なのです。
彼の歌をもっと聴きたい!CDとか出しているのかな?と調べてみたら…彼はまだ若い頃から、盲目のピアニストとして注目されていたんですね。しかも、先ほど名前を出した兄弟デュオのレ・フレールと共作している曲もあるじゃないですか!早速、中古のCDを注文してしまいましたよ…フフ、届くのが楽しみです(^_^)
*追記:CD届いたので、早速聞いてみました(^_^)
やはり彼の持つグルーヴ感と、魅力あるハイトーンボイス。オリジナル曲も、カバー曲も素晴らしいです。レ・フレールとのコラボもゴキゲンな1曲!
そして、特にスティービーワンダーのOverjoyedのカバーは、まるでスティービーワンダー本人が歌っているようで…もう、トリハダ立ちました!