ますます悪化の一途を辿る新型コロナウイルス。先が全く見えないどころか…日本中にウイルスが蔓延して、死者も続出し、全ての機能がストップ、学校も会社もイベントもお休み、株価も暴落、景気にも悪影響、オリンピックも中止…なんていう最悪のシナリオまで見えてきてしまいました。
今更ですが、全ては初動の失敗。政府の考えがが甘すぎたのです。
みんなが今回気づいたこと…政府なんて当てにならない!ということです。上層部に任せた結果、こんな事態を招いてしまったのですから。
ネット上には、政府を叩く意見が続出しています。もう現安倍政権は長く続かないと思いますが、それに代わる野党は更に情けない…もう、どうしようもないです。
でも、これをきっかけにみんなが意見を言い始めたのは、とても良いことだと思います。みんなが現状を何とかしなければ!と思っているうちは、まだ希望が持てます。
ただ…意見を言うだけと、実際にやるのとでは、雲泥の差があります。言うだけなら誰でもできますが、実行するのは大変なのです。
以前テレビ番組に出演されていた元大阪府知事の橋下徹さんが、こんなことをおっしゃっていました。中国人観光客を追い返せばよかったと言うが、そこにはいくつもの法の縛りがあって、すぐには動けないのだと。でも、その中で最大限できることをやらなければいけなかった、それができなかったから今の状況に追い込まれているのだと。
確かに、そうかもしれません。私たちの知らないところで大変なことは、きっとたくさんあるのだと思います。…にしても安倍さん、もっと何とかできたでしょうに。少なくとも、橋下さんが総理大臣だったら、もう少し状況は良くなっていたかもしれません。
過去のことをいつまで言っていても仕方ありません。今私たちが置かれている状況下で、いったい何ができるのでしょうか。
普段意見を言っている人たち、もし自分が総理大臣だったら…という視点で考えてみてください。
感染拡大を完全に防ぐには、学校も会社もお休み、みんな家に籠もればいい!と思っても、実際にそんなことをしたら経済活動が完全にストップしてしまいます。
であれば、感染時に柔軟に対応できるように、仕事を休みやすい法律の整備とか、感染者の受け入れ先の確保とか…やることはいくらでもあると思います。私なら、オリンピックを延期または中止にして、その分の予算をウイルス対策に使います。
また、もし自分が感染したら…という視点も、残念ながら必要になってくるかもしれません。
もし感染したら、今の生活をどうするのか。仕事は休めるのか、在宅勤務になるのか。家族や周囲に移さないようにはどうすればいいのか。
もう他人事ではなくなってきている、新型コロナウイルス。もし私が…という心の準備が、そろそろ必要ですね。