樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

身内ファーストの危険性

新型コロナウイルス、ますます状況が悪くなってきています。今取られている休校措置もいつまで続くのか?そしてどのくらいの効果があるのか?は、全く予測ができない状況です。

情報番組などを見ていると、日本政府が今取っている対策は、全てにおいて1ヶ月ほど遅いのだそうですね。中国からの入国制限も、学校の休校措置も、あと1ヶ月早かったら水際対策として効果が上がったようなのですが、今からやっても意味がないのでは…とのことでした。

また、自民党の中でもこんな意見が…ウイルス対策について話し合っているのは、総理周辺のごく一部の人たちでのみ。もっと多くの意見、特に専門家の意見を聞くべきなのに…という声が出ているのだそうです。

 

これは、安倍総理が今まで取ってきた、身内ファーストの体制が影響しているのだと思います。自分に都合のいい人、都合のいい意見だけを取り入れてきているから、今回適切な対応ができずに、最悪の事態を招いてしまったのです。

同じことが、中国の習近平さんにも、WHOのテドロスさんにも言えます。習近平さんは最初、このウイルス騒動を隠蔽しようとして、正確な情報を出さなかったことで、拡散を広めることになりました。そしてWHOのテドロスさんは、中国への忖度からか?ウイルス自体を甘く見ていて、世界への発信のしかたを大きく間違えた結果、全世界を巻き込む事態に発展してしまったのです。

 

この身内ファースト、組織内でメンバーの入れ替えがなく、風通しが悪いところで起こりがちです。今の安倍政権の長期化、まさに身内ファーストが起こる条件が揃っていたわけです。

私の身近なところでも、この身内ファーストが起きています。それは、今の職場。

私は今、とある私立の保育園に勤めています。私立なので、基本的に職員の入れ替えはなし。退職しない限りは、先生方は同じメンバー構成となります。

主に保育園を動かしているのは、園長と主任の2人。この2人とも、高校・短大を卒業してすぐにこの保育園に入っているので、かなりのベテランです。逆に言うと、他の組織を全く知らないわけです。

その2人が、女性特有の仲間意識で強力に繋がりながら、保育園の運営に携わっています。はっきり言って、自分たちファースト、身内ファーストが甚だしく、自分たちの都合で物事を考える場面が非常に多いのです。私の個人的意見としては、もう少し専門家や保護者の意見を聞き入れてもいいのでは?と思うのですが…そんな気は更々ないようです。

 

また、教会付属の保育園なので、教会の司祭さんもいらっしゃるのですが…この方に対する対応もひどいのです。確かにこの司祭さん、ちょっと変わった方で、仕事のやりづらさはあるのですが…それにしても、女性特有の仲間意識を持ち出して、仲間外れともいえるような対応を取る2人。はっきり言って異様だし、正直気持ち悪いのです。

でも、来年度から新たな司祭さんをお迎えすることになったのだそうです。先日挨拶にいらっしゃいましたが、経験豊富な方で、新たな風を取り込んでくれそうな方です。例の2人は、この方を見て戦々恐々としていますが…身内ファーストを解消する、いいきっかけになるといいな、と密かに思っています。

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