樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

犬と猫

どう?どう?

街を背に僕は行く  今じゃワイワイできないんだ

奴落とす  もう、さぁ行こう、探そうぜ奴ら、ねぇ

もうだって  狭いもんなぁ

 

同情で群れなして  非で通す(ありゃマズいよなぁ)

難解なその語彙に  奴ら宿る…んで、どう?

 

僕として僕は行く  僕ら問題ないんだろうな?

奴は言う  こう、ていのう、もう結構!

奴ら住む場所へ行く  全て解決させたいんだ

僕は僕  もう最高潮!  落とせあんなもんはねぇ

インチキばっかのさ

 

調教で得た知恵で  世を焼く(僕マズいかなぁ)

状況が裂いた部屋に  僕は眠る…みんな、どう?

 

のんびりと僕は行く  痛みの雨ん中で

痛みなんてどう?最近どう?あ、そう…

皆嫌う荒野を行く  ブルースに殺されちゃうんだ

流行りもねぇ、もう、伝統、ノー!

んで、行こう!ほら、ボス落とせ!

そう、みんな、そう…同じようなもんかねぇ

犬や猫のようにね

(犬と猫/中村一義

f:id:hattatsumamajuan:20200321002950j:image

私が敬愛するアーティスト、中村一義さんの世界を紹介するシリーズ。まだ中村一義さんがデビュー間もない頃の、まだ若さを感じつつも、純粋な思いを綴った曲たちを紹介します。

今回の「犬と猫」で歌っているのは、ズバリ反抗心!若い時に、誰でも一度は通る道…ですよね。

成長とともに自我が芽生えて、世の中何かがおかしい…と感じ始める時期。私自身で言うと、実は反抗期というのはなかったんです。その理由は…当時の私が抵抗できないほどの、毒親支配下にあったからです。

でも、社会に出ていろいろと経験していくうちに、いろいろとおかしいことがあるのでは?と気づき始めて…そんな時期によく、この曲を聴いていました。

 

また、自分はこう思う!という気持ちが、たとえまわりのみんなと違っていても、自分は自分。無理してまわりに合わせることなく、自分の道を進めばいい…この歌には、そんなメッセージも込められています。

時には孤独を伴うかもしれないけれど…私は私の道を行く。そうするために、私はこの世に生まれてきたのです。

 

私はこの「犬と猫」で、中村一義さんというアーティストを初めて知りました。最初にCDショップの視聴コーナーで聴いた時の衝撃は、今でも覚えています。

歌詞とともに、曲調もとっても斬新!これぞ中村一義!という独創的な一曲です。