樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

恐れるべきは、恐怖そのものである

先日の安倍総理による緊急事態宣言の中で出てきた「恐れるべきは、恐怖そのものである」という言葉。ニュース解説に定評のある池上彰さんによると、もともとは1920年代のニューヨーク大恐慌時に大統領だったフランクリン・ルーズベルトの言葉なのだそうです。

緊急事態宣言そのものは、残念ながら国民にあまり評価されていませんが…私はこの言葉がものすごく印象に残っています。その理由は、以前こんな経験をしているから、なのです。

 

私が結婚して間もない頃のお話。当時はまだ高校の先生として、フルタイムで働いていました。そんな矢先に、待望の赤ちゃんを身ごもったのです!

でも、私は不安でした。先生として仕事を続けていると、体も心も大いに負担になります。本当にこのまま仕事を続けていて大丈夫なのか?無事に赤ちゃんを産めるのか?そんな不安を抱えながらの毎日を送っていたら…私の不安が的中してしまい、何と流産してしまったのです。

私は仕事を続けたことを後悔しました。今度こそ、赤ちゃん第一の生活をしたい!と思い、高校の先生はその年いっぱいで辞めてしまいました。すると、それから一年ほどして、また赤ちゃんがやって来てくれたのです。今度は大事に大事に…そして無事に出産できました。

 

後々になって思ったこと…仕事を続けながらでも赤ちゃんを産むことはできるし、そうしている人はいっぱいいます。でも、私がうまくいかなかった最大の理由は、仕事との両立に対する不安な気持ちが大きすぎたこと。つまり、自分自身の恐怖心に打ち勝つことができなかったのです。

人間は、できる!と思えば本当にできるし、できない…と不安に思っていると本当にできないのです。

 

さて、時を戻そう。(ぺこぱ風)

今起きている新型コロナウイルス。感染を防ぐには家にいるのがいちばんです。でも、旦那さんも私も休めない仕事に携わっているし、子供たちも放課後デイサービスに預けざるを得ません。家族全員が、感染リスクに晒されている中での生活を続けています。

以前の私だったら、不安な気持ちに押しつぶされていたかもしれません。でも、私たちは今の生活を続けるしかないし、どうせなら気持ちを強く持って、前を向いていきたい。

感染に気をつけながら過ごして、それでも感染してしまったら仕方ないのです。

まだかかっていないウイルスに対して、今から恐れていたって仕方ない!できることを続けて、あとはなるべくポジティブに過ごそう!と思うのです。

f:id:hattatsumamajuan:20200409175725j:image

さぁ、決意を新たに…頑張るぞー!