テレビでとある情報番組を見ていて、ニュースキャスターが来たるゴールデンウィークを見据えて、こんな発言をしていました。
「今年のGWは、ゴールデンウィークではなくて我慢ウィーク。みんなで我慢して、今を乗り切りましょう!」と。
…私はこの発言に、とっても違和感を覚えました。
確かに外出が制限されて、人によっては仕事もままならず、子供たちは行き場もなく…今は我慢のとき、なのかもしれません。
でも、ニュースキャスターがみんなで我慢しましょう!と呼びかけるのは、ちょっと違う…と感じました。
そう思う理由のひとつは、この我慢は終わりが見えない我慢で、いつまで続くのか?誰にもわからないのです。
さらに言うと、今の在宅の状況を我慢して過ごすのか?それとも楽しむのか?はたまたマイペースに過ごすのか?で、私たちの今後の意識も変わってくると思うのです。
どういうことか?というと…
今の自粛期間を、ひたすら我慢の気持ちで過ごしていると、いざ制限が解除された時…ここぞとばかりに開放感に振り切れてしまうのではないか?と思うのです。そうなると、せっかく抑え込まれていた感染が再び拡大し、今までの努力が水の泡になってしまうのです。
また、せっかくだから自宅で楽しく過ごそう!と張り切って、いろいろなことに手を出してしまうと、万が一自粛生活が長引いた場合に…自粛疲れを起こしてしまう可能性もあります。いつまでこの生活が続くんだ…と、絶望してしまうかもしれません。
私の意見としては、自粛だからといってあまり我慢せず、でも張り切り過ぎず、極力マイペースで過ごすのがいいと思います。その上で、なるべくポジティブに。
はっきり言って、この自粛生活は長期戦を覚悟しなければならないと思います。それくらいに厄介なウイルスなのです。
自分にとって必要な措置(例えば個人商店の方たちの生活保障とか)は遠慮なく要求して、その上で気持ちをポジティブに持っていくこと。決して無理をせず、今を生きること。
今は我慢のとき、ではありません。
今こそ、毎日生きていることに感謝して、日々を穏やかに、自分らしく生きること。
みんなにその大切さに気づいてほしいと…私は願っています。