樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

悲しいうた

先日スマホに入ってきた号外ニュース

岡江久美子さん死去   新型コロナ」

…見た瞬間、信じられない気持ちでした。感染していることすら報じられていなかったので、まさか、あの岡江さんが…と、誰もが思ったのではないでしょうか。

 

岡江久美子さんといえば、やはり「はなまるマーケット」で見せてくれた、明るく屈託のないお母さんのイメージです。ドラマでも「天までとどけ」のお母さん役とか、よく覚えています。

旦那さんの大和田獏さん、娘さんの美帆さんとともに、幸せそうな家族のイメージもありました。

 

実は先日、岡江さんは初期の乳がんの手術をされたのだそうです。放射線治療で免疫力が落ちていたところに、新型コロナに感染してしまったことで、容体が急変してしまった可能性もあるのだそうですね。

今月の6日に具合が悪くなり、1ヶ月も経たないうちに亡くなってしまったこと。さらに言うと、家族である大和田獏さんと美帆さんは濃厚接触者となり、自宅待機をしていなければならず…病院にも行けず、ただ家で待っているうちに、岡江さんはいつのまにかお骨となり、姿を変えて我が家に帰ってきたわけで…そりゃ信じられないですよね。遺体にすら対面していないのですから。

 

大和田獏さん、知人にこんなことを話しているのだそうです。最近「シャボン玉」のうたが、やたら頭に浮かんでくるのだ、と。

 

シャボン玉とんだ    屋根までとんだ

屋根までとんで   こわれて消えた

 

我が家の太陽だった久美子が、こわれて消えてしまった…そんな風に思ってしまうのだ、と。

普段聞いている分には、とても微笑ましい童謡であるはずの「シャボン玉」、今の大和田さんの心情を思うと、確かにこれほど悲しい歌はないですよね。

 

志村けんさんも、岡江久美子さんもそうですが…みんなに愛されている方ばかりが、新型コロナの犠牲になってしまっているように思います。

でも、外出自粛要請を聞かずに、南房総まで遊びにきている観光客がたくさんいます。

志村さんが亡くなったときの衝撃、もうみんな忘れてしまったのでしょうか。所詮人ごと、自分は大丈夫だとでも思っているのでしょうか。

 

大和田さんは、こうおっしゃっていました。新型コロナウイルスは、怖い病気です。みなさん、くれぐれもお気をつけください。それが、残された家族の願いです、と。

この感染拡大を食い止めるのは、私たちひとりひとりの意識次第です。自分が感染してから、大切な人が感染してから後悔しても遅いのです。

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志村けんさん、岡江久美子さん、その他新型コロナウイルスで亡くなられたたくさんの方たちのご冥福を、改めてお祈りします。

そして、これ以上尊い命が奪われることのないよう、改めて気を引き締めていきたいと思います。