ゆく河の流れは絶えずして
しかももとの水にあらず
淀みに浮ぶうたかたは
かつ消え かつ結びて
久しくとどまりたるためしなし
*行く川の流れは絶えることがなくて
その上もとの水と同じではない
流れが滞っているところに浮かぶ泡は
一方では消え、一方では生まれて
長い間同じであり続ける例はない
新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、緊急事態宣言が5月31日まで正式に延長されましたね。公立学校の休校も引き続き延長されます。
それと同時に「新しい生活様式」なるものが専門家の方から提案されました。今行なっている、帰宅後のうがい手洗いの徹底、さらにシャワーを浴びてウイルスを洗い流すことや、人との距離を2メートル以上開けることなどを、今だけではなく今後の習慣としていくべきである…ということのようです。
新型コロナウイルスがいつ収束するのか?収束後にどんな未来が待っているのか?は、誰にもわからないことです。
でも、時代は常に変わり続けます。収束後に元の世界に戻るということは、まずないと思います。
方丈記は鎌倉時代に書かれた書物ですが、今の私たちにも通ずることが書かれていて、正直驚いています。
今も昔も変わらないこと。留まることなく流れ行く川のように、変化し続ける時代の流れに身を任せゆくのも…悪くないかもしれませんね。