樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

時代は…動いている!

アメリカで長年続いている人種差別。白人至上主義。

1960年代に起きた公民権運動。ある黒人女性がバス乗車を拒否されたことに端を発した運動。

その時に人々が起こしたのは、非暴力による訴え。キング牧師を中心として、座り込みやデモ隊による大行進など、大々的に活動を展開したものの…結局キング牧師は暗殺され、黒人の置かれる立場もあまり改善はされなかった。

 

黒人初の大統領として活躍したバラク・オバマ前大統領。平和への活動もいろいろとされてきて、アメリカ大統領として初めて、日本への原爆投下を正式に謝罪したのは記憶に新しい。ノーベル平和賞も受賞された。

しかし、その後大統領になったのは、白人至上主義を地で行くドナルド・トランプ氏。アメリカファーストを掲げ、これまでも自国至上主義で突き進んできた。トランプ氏によって、オバマ氏の築き上げてきた平和への流れが、完全に元に戻ってしまったのだ。やはりアメリカには、まだまだ白人至上主義の土壌があるということなのだろう。

 

そこへ…今回の新型コロナウイルスアメリカは世界の中でも大きな被害を受け、多数の死者を出している国のひとつとなってしまった。

そんな最中で起きた、黒人男性が警察官に取り押されられて死亡した事件。当然アメリカ国民はこの警察官に反発し、警察組織に対して暴動を起こす事態に発展してしまった。

今までならば、より大規模な暴動に発展してしまうところであるが…今回は何と、対処していた警察官が民衆に対して跪き、敬意を表したのだ。その後、デモ隊と警官が抱き合う姿も報じられた。

この問題に対しては、ネット上でもある運動が起きている。人種差別撤廃に賛同した人たちが、インスタなどに一面真っ黒の画像を投稿することによって、賛同の意思を表明できるのだ。

 

キング牧師でも成し得なかったことが、今起きている。人々が平和に向けて、声を上げ始めている。

そんな中でトランプ大統領は、暴動を抑え込むために軍を投入すると言っている。完全に平和へ向けた流れに逆らう発言に、国民だけではなく、側近の人たちまでも反発のコメントを出している。

 

やはり時代は動いている。今回の新型コロナウイルスが、ある意味できっかけとなり、人々の意識が変わり始めている。

今までの、力で支配されてきた時代では起こり得なかったことが、今まさに起きている。

私は日本人として、どんな考えを持ってこの先の人生を生きていくのか。日本人として…世界とどう向き合っていくのか。

少なくとも今言えることは、平和を望む気持ちに変わりはない…ということ。

なので、私もこの画像を添付することによって、今の自分の意思を表したいと思います。

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