「朱に交われば赤くなる」…朱色が入り混じれば赤みを帯びるように、人は付き合う人の良し悪しによって善悪どちらにも感化されるものだ、という意味の慣用句です。
少し前の記事に書いた、とある人のこと。
その人は発達障がい児を持つ母親として、発達障がい児のために活動をしていたはずなのですが…小学校のスクールカウンセラーとして働き始めてからは、いつのまにか親の立場ではなく、学校の先生側の立場として物事を考えるようになってしまいました。(恐らく本人は、このことにまだ気づいていないと思います。)
彼女は朱に交わり、赤く染まってしまったのです。
私自身もまた、今いるとある場所に関して…最近ものすごく違和感があります。今まで何となく感じていた居心地の悪さとか、うやむやにしていたことがはっきりしてきた感じがします。
私が持つ考え方と、そこにいる人たちの考え方は、決定的に違います。これはもう、どうしようもないことです。
今までの私であれば、もしかしたら朱に交わって赤く染まっていたかもしれません。でも、今の私には揺るがないものが確実にあります。特に発達障がいを持つ子供たちのことに関しては、譲れない想いがあります。
「もうさぁ、何もわかってないんだよ。あいつらさぁ…」
私が朱に交わることは、絶対にないと思います。