樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

嵐の中に立つ

今、私たちのまわりに吹き荒れている嵐。

新型コロナウイルスに対する、様々な人の様々な思い。

自粛と解除の間で揺れ動き、私たちの生活や感情までもが振り回されている。

 

今、私たちのまわりに吹き荒れている嵐。

頻発する地震や、時折襲いかかる大雨。

大災害の前触れではないか?と疑いを持ってしまう人も多いかもしれない。

 

今、私たちのまわりに吹き荒れている嵐。

次々に明らかになる不祥事や事件。

人間の闇の部分、欲にまみれた本質が、これでもか!と見せつけられている。

 

これから私たちは、吹き荒れる嵐の中をどう生きていけばいいのか。

 

 

先日久しぶりに、テレビで「レイダース・失われた聖柩(アーク)」という映画がやっていたので、ついつい最後まで見てしまった。大好きなインディ・ジョーンズの冒険シリーズの中で、この映画は記念すべき第1作目に当たる。

考古学者であり冒険家でもあるインディ・ジョーンズが、敵であるナチスの一団と、お宝であるアークを奪い合う冒険活劇のクライマックスの場面。(ここから先は映画内容のネタバレです。すみません…)

 

 

インディたちが探し当てたお宝である、アークという名の聖なる柩、つまり棺桶。巡り巡って、結局は敵であるナチスの手に渡ってしまう。

儀式を行うために一団がやってきたのは、とある孤島。

インディは幼馴染の女性マリオンとともに柱にくくりつけられている。ナチスの一団は儀式を始め、アークの蓋を開ける。

 

中にあったのは…ただの砂。

一団がガッカリしたと思った矢先、砂の中から、霧のような?煙のような?無数の白い魂が飛び出してきて、辺りを飛び回る。

その光景にうっとりと見とれる一団。しかし…その魂が牙を剥き、一団に襲いかかるのだ。

 

異変を感じ取ったインディは、マリオンに何があっても必ず目を閉じていろ、と指示を出す。

辺り一面を吹き荒れる嵐の中を、インディとマリオンは目を閉じて耐え続ける。

ナチスの一団は嵐に飲み込まれ、肉体も魂も何もかもが粉々になり、嵐とともに巻き込まれて、全てのものがアークの中に吸い込まれてしまった。

 

嵐が収まり、インディとマリオンが目を開けると…そこにあったのは、しっかりと蓋が閉じられているアークだけ。

アークの中に蠢いていた、無数の魂が巻き起こした怒涛の嵐の中を、インディとマリオンの2人は耐え抜いたのだ。

 

 

自分を信じ、嵐の中にじっと立ち、耐え抜いたインディとマリオンのように。

これから私たちのまわりに、どんな嵐が吹き荒れようとも…自分を信じて、その場に立ち続ければいいのだ。

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たとえ、どんなことが起きようとも…である。