樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

所詮、ひとごとなの?

九州地方に襲いかかっている豪雨災害。すでに洪水や濁流などで多くの人が苦しみ、中には亡くなられた方もいる。

ニュースで報じられている惨状。命を守るために、多くの人たちが必死に動いている。

それでも天気図を見てみると、まだまだ九州地方にかかり続けている、容赦ない真っ赤な線状降水帯…もういいよ、まだ苦しめって言うの?とでも言いたくなる。

 

災害は、いつ、どこに襲いかかってくるかわからない。九州の人たちも、1週間前はまさかこんな事態になるなんて…思ってもいなかっただろう。

今はまだ嵐の真っ只中にいるのだが、嵐が去った後…今度は、残された光景の凄まじさと、復興の苦しさが待ち受けている。

 

災害に遭っていない私たち。苦しい気持ちに寄り添うことはできるかもしれないが、災害に遭った当事者でなければ、本当の苦しみを理解することはできないだろう。

命の次に来るのは、生活や仕事。今はとても、そこまでは考えられないだろう。でも、そこから立ち上がって生きていくしかない。それしかできないのだ。

 

一方で…テレビの情報番組を見ていると、はっきり言ってどうでもいいようなゴシップを延々と放送していたりもする。その方が視聴率が取れるから、なのかもしれないが。

特に東京に住む人たちは、自分たちを中心に世界が回っていると考える人が多いせいか…地方で大変なことが起きていても、扱いが小さかったりする。

関東圏で起きた台風被害の時は、延々と放送していたのに…遠く離れた九州は、所詮ひとごとなのだろうか。

 

私は思う。東京というモンスター都市。さまざまな地方から、夢を追いかけて人々が集まった都市。

夢と、お金と、犯罪と、欲望と、裏社会と…いろいろなものがごちゃ混ぜになって存在している都市。

純粋な地方人が東京に染まり、人としての本質すらも無くしてしまう…東京は、そんな恐ろしさを孕んでいる都市だと思う。

人間らしさを忘れずに健全に生きている人には、何てことないのかもしれないけれど。自分を失ってしまった人が行き着く先は…闇でしかない。

 

新型コロナの出現以降、世の中の流れが激変している。果たして、東京というモンスター都市の行き着く先は…どんな未来なのだろうか。

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ひとまず今は、九州地方の豪雨災害が1日も早く収束することを願いたい。