樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

丸投げは、自分に返ってくる

私は今、とある保育園で事務の仕事をしています。仕事を始めてまもなく2年。ひととおりの仕事は覚えた、と思っていました。

ところが…ラスボスが待っていました。地域の役所に提出するはずの書類を出していないと、役所から連絡が来たのです。

これ、もともとは役所のミスです。そもそも役所が依頼をし忘れていたのですから、書類の出しようがありませんよね。でも、理由はどうあれ、出していない書類を急きょ作成しなければならなくなったのです。

 

さて、前任の事務員さんが作成した過去の書類を引っ張り出してみましたが…はっきり言って難解すぎて、わけがわかりません。どうしてこの数字が出てくるのか?どんな計算をしているのか?全くわからないのです。

さあ、困りました。事務員は私ひとりなので、聞く人もいません。わけのわからない過去の書類と格闘すること1週間…わからないものは、やっぱりわかりません。

 

と、ここで救世主が現れました。月に1回来てくださる会計士さんが、私が苦しんでいる様子を見かねて相談に乗ってくれたのです。その会計士さんは他の保育園にも行っているので、わざわざ問い合わせてくれたりもして、何とか書類を形にすることができました。

その時に会計士さんが言っていたこと。事務員さん、こんな仕事までやるんですね…他の保育園では、これは園長先生がやっていることですよ…とのこと。確かにうちの園長は、他の保育園の先生と電話で話している時に、この書類は事務員さんに丸投げしているんですよー、と悪びれなく言っていましたっけ。

 

そして、完成した書類を出したはいいけれど…結局間違っていたようです。さらに悪いことに、前任の事務員さんが出した過去の書類も間違いだらけだったようで…役所の方が、改めて書類の説明に来てくださることになり、そこでしっかりと仕組みを理解して、過去の書類数年分を私が作り直すことになってしまいました…。

はぁ、冗談じゃない。前任者の分まで尻拭いかよ。

 

でもね、冷静になって考えてみて、こう思ったんです。きっと前任の方も、園長先生に仕事を丸投げされて、誰にも聞けない中で苦しみながら書類を作っていたのだろうと。まぁ、そりゃ過去の書類を見ても、さっぱりわからないはずですよね…。

つまり、そもそもの原因は、仕事を丸投げしている園長の姿勢なのです。今回も同じように、私に仕事を丸投げしているのですから。

 

私はもう決めています。ここにいても自分の成長はないし、ある程度区切りがついたら仕事を辞めるつもりです。

今回の大仕事をまずはしっかりと仕上げて、後に来る人のためにある程度仕事や書類の整理をして、そこで区切りをつけたいと思います。もう疲れました。

そして、今回私に仕事を丸投げしたことを、きっと園長先生は後悔すると思います。めんどくさい仕事を何度丸投げしても、自分がやるべき仕事は結局…自分に返ってくるのですから。

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