樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

理想と、現実

発達障がい児の母親として、私がずっと描き続けている理想…障がいのある子もない子も、みんなが自分らしく生き生きとした人生を送ること。

でも、現実はそう甘くはない。

 

集団生活を送る中で、どうしても他の子からはみ出してしまううちの子たち。そんなうちの子たちへの同級生の目線は冷ややかだ。

年齢が上がるにつれて、子供たちの世界も少しずつ変わってくる。興味を持つものも変わってくる。

そんな中で、みんなと合わせずに自分らしさを追求すればするほど、どうしてもまわりから浮いてしまうのだ。

 

これは、親の私も同じこと。まわりに同調せずに、発達障がい児の我が子の心の赴くままに、行動を共にしていると…どうしてもまわりの親とも距離ができてしまう。

女性特有の集団心理が働くママ友社会の中で、私のスタンスを貫くのは、けっこうキツい。

そもそもママ友たちの間に、発達障がいに対する偏見とか、マウンティングなんかも普通にある。

うちの子と同じ支援級在籍の親も、ギリギリまで支援級に移るのを嫌がっていたようだし。

発達障がい児が集まる放課後デイサービスの見学に行った時に、その場の雰囲気に絶句していたようだし。

そんな親たちと、発達障がいの王道を行くうちの親子と…合うわけがないのだ。

表面的には優しく接してくれているけれど、決して同級生の仲間としては見ていない。

そんな人たちと無理してつきあうことに、私はもう、疲れてしまった。

 

でも、うちの子と一緒にいるのは楽しい。本当に楽しい。

時にはとんでもないことをして肝を冷やすこともあるけれど、私はまわりと合わせることよりも、うちの子たちと我が道を行くことを選んできている。

 

まわりの子と比べてしまうと、本当に苦しい場面が多い。学校へのお迎えは、今の私には地獄だ。

それでも、私はうちの子たちが本当に好きだ。ありのままを生きるうちの子たちを、心から誇りに思っている。

 

今の私は、自分の子供のことで精一杯。まわりの子たちを見る余裕なんてない。

そのことが、まわりの子たちやママ達との距離が開く原因のひとつでもあるが、今の私にそんな余裕はない。

それならば、今はとことん、我が道を進もう。

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それが、今の私たちの目の前にある現実なのだ。