樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

ある意味、反面教師のおかげ?

私は、発達障がい児を2人抱えている母親です。今のところ、2人ともそれぞれのペースで成長を続けています。親バカかもしれませんが、2人とも素直で優しい、いい子だと思います。

私には、発達障がい児を育ててきた経験から、子供たちを育てる上での信念というものがあります。絶対的な自信もあります。

 

幼少期は、とにかく子供たちの想いに寄り添うことが大切です。たとえ言葉が出なくとも、そばに寄り添って行動することで、この子は今何を言いたいのか?何を求めているのか?が段々わかってきます。子供たちは、そんな親の姿を見て「この人は僕の/私のことをわかってくれている!」という信頼関係に繋がるし、親に見守られながら経験を重ねることで自己肯定感を育むこともできます。

 

学童期に入ったら、自分で考えさせることが大事になってきます。社会のルールのことや、お友達との関わりのことなど、一から教えてしまうのではなく、あなたならどう思う?と考えさせることで、自主性が生まれてきます。

自分で考えることが難しいようなら、選択をさせることから始めてもいいと思います。おやつや食事のメニューとか、お休みの日の過ごし方とか、どっちがいい?と自分自身が選んでいくことで、これも自主性に繋がります。

 

思春期に入ったら、口出しをせずに見守ることが大事だと思います。親としては心配なことも多いし、ついつい口を出したくなるのですが…そこをグッと我慢して、ある程度子供のやりたいようにやらせてあげることで、自分の人生を切り開く力がついてくると思います。ただ、あまりに危険な選択をしようとしている時だけは…全力で止めなければいけませんよね。この時も、ただダメ!と言うのではなく、親としての考えをしっかりと言葉で伝えて、子供と話し合うことが大切です。

 

私がなぜ、ここまでハッキリと子育ての信念を持っているのか?というと、これらは全て、私が自分の親にやって欲しかったことなのです。でも実際には、どれもやってもらえなかったこと…自分の親という強力な反面教師がいるからこそ、私はここまで自信を持って言えるのです。

 

私の両親は、一見すると普通の親なのですが、実際にはかなりの毒親です。子供を束縛し、危険なことを全くさせない代わりに冒険もさせず…そんな毒親の子供である私は圧倒的に経験不足であり、自己肯定感が著しく低いのです。

経験不足はまだ、大人になってからいくらでも挽回できます。でも、自己肯定感の低さは…掘れば掘るほど、どんどん出てきます。すぐに「どうせ私なんて」という面が顔を出し…大人になった今でさえ、苦しむこともたくさんあります。

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自分の子供たちに、私のような苦しい思いをしてほしくない…私の中にあるのは、ただその想いだけなのです。