ダウンタウン、松ちゃんのエピソード。
とある飲み会の場で、後輩芸人たちに対して…俺のことを本当に愛してくれている人って、いるのかな…と、ふと呟いたのだそうです。
ご本人は全く覚えていないようですが、まわりの芸人さんたちが何度も楽しい話題に変えても、松ちゃんはずっと、みんなにこのことを聞き続けていたのだそうです。
芸能界。一見華やかな世界に見えるけれど…特に売れている人たちにとって、何が本当なのか?自分の価値って何なのか?
金とか欲とか権力とか、訳がわからないものにまみれているうちに…人知れず寂しさを抱えてしまうのかもしれませんね。
霜降り明星のせいやさんも、売れる前の方が、芸人仲間と飲み明かしたりして楽しかったって言っていました。売れてしまった今は、テレビ局と自宅を往復するのみ。こんなはずじゃなかったのに…と思うこともあるそうです。
すでに亡くなられた歌舞伎役者の中村勘三郎さんも、どんなに舞台で拍手喝采を浴びても、その後にやることは家に帰ってシャワーを浴びることだけだ、と生前おっしゃっていました。
残念ながら自ら命を絶ってしまった、三浦春馬さん、芦名星さん、竹内結子さん…やはり、同様の寂しさを感じていたのでしょうか。すでに亡くなられてしまったので、憶測でしかありませんが…
華やかな世界にいる人たちも、ひとりの人間であることには変わりません。
人間ですから、そりゃ誰だって、愛されたいですよね。
でも自分のことを愛してくれているか?なんて、普段人に聞いたり…できませんよね。
松ちゃんのように、酔った勢いで聞くのか?(まぁ本人そのつもりはなかったのでしょうが)
でも、たとえ「愛している」って言葉を聞けたとしても、その言葉を本当に信じていいのか…とか、考えちゃったりもしますよね。
私は思います。もし自分が愛されたいのならば、まずは自分が愛すること、なんです。
と言っても、ストーカーのように歪んだ愛をぶつけることとは、当然違います。(ストーカーは、自分のことを愛しているだけです。)
愛することとは、相手のことを想って行動すること。今その人が何を求めているのか?を考えて、動いてみたり、じっと待って見守ってみたり…
この人は、自分のことを想ってくれているんだ…という想いは、いつかきっと相手に伝わると思います。
自分が発した想いは、いずれ自分に返ってきます。どうせなら、思う存分に愛を…発してみませんか?