新型コロナウイルスの影響で、子供たちが通う学校でも軒並み行事が中止になってしまっています。
小6の娘たち、もうすぐ卒業を迎えますが…このまま卒業なんてつまらなすぎる、何かみんなで1つのことをやりたい!という思いから、卒業式の場で担任の先生に対して、感謝の意味を込めてフラッシュモブをやろう!というアイデアが出ました。もちろんみんな大賛成!秘密の計画がスタートしました。
第1回目の練習、残念ながら娘は用事があって参加できませんでした。中心になって動いているママさんから見本動画を送ってもらい、娘と一緒に見てみたのですが…
えっ、これ…めっちゃ難しくないかい?
私ですらそう思いましたが、娘は…私の横で固まっていました。
動画を見ながら、各自で自主練をお願いします!とのことでしたが…ちょっと、厳しいよね。
楽しい計画が一転、娘にとっては不安の種になってしまいました。
どうしよう…みんなと一緒にやりたいけれど、自分ひとりではどうにもならないし…自主練なんてできるレベルじゃないし…強烈なプレッシャーが娘を襲い始めていました。
そんな娘の様子を見て、やはりこれは厳しいかもなぁ…これじゃ楽しく参加なんてできないし、娘はプレッシャーに押し潰されてしまう…取りまとめているママさんに今の娘の状況を話して、どうすればいいか?を相談してみました。
するとそのママさん、今度何人かで練習をやるから、一緒においでよ!と娘を誘ってくれたのです。まだ不安な気持ちを抱えつつも、せっかくのお誘いに参加させてもらうことにしました。
週末になり、お誘いを受けた練習会に行ってみました。そこにいたのは数名の女子。みんなある程度は踊れるようです。
全く踊れない娘に対して、子供たちのつきっきり指導が始まりました。これが、本当に丁寧に教えてくれたんですよね。娘を褒めながら、励ましながら…娘も彼女なりに一生懸命取り組み、難しいステップも少しずつできるようになってきました。
そして、その日の練習が終わる頃には、娘もある程度みんなと合わせて踊れるようになっていました。さらにみんなとの連帯感も生まれて、引っ込み思案の娘が…練習後にみんなと仲良く遊んでいました。
子供たちの覚えの速さと、子供たち同士で教え合うことに対する絶大な信頼。
プレッシャーに押し潰されそうだった娘も、やっと楽しくなってきたようで…本当によかったです。