体操選手として永らく第一線で活躍を続けている、内村航平さん。ニュース番組で単独インタビューに答えていらっしゃいました。
まずは、オリンピックへの想いについて。
内村さんが過去に出場したオリンピック…北京、ロンドン、リオデジャネイロ。
北京の時はまだ何も分からず、ただただ楽しかったそうです。
ロンドンの時は金メダルを取るのが当たり前と思われていたせいか、プレッシャーと戦う難しさを感じたそうです。
リオの時は悲願の団体金メダルを取ることができて、幸せな気持ちでいっぱいだったそうです。
そして…東京。これまでの3年間は、苦しい自分との戦いだったそうです。加齢に伴う体力と精神力の低下を認めざるを得ず、結局内村さんは個人総合を諦めて、鉄棒のみに絞って出場を決断されました。
しかし…まさかのコロナ禍で、オリンピック開催自体が危ぶまれることに。
いろいろな人たちが、果たして東京オリンピックを開催できるのか?という議論を繰り返していますが…少なくとも開催国である自分たちは、どんな形で開催できるのか?を考えていくべきではないのか…と訴えていらっしゃいました。もちろん批判を覚悟して。
アスリートである内村さんにとって、もしオリンピックが本当になくなったら、それは死に近いこと。それだけの喪失感があるのだそうです。
なぜここまで体操に夢中になれるのか?インタビュアーの問いに対する内村さんの答えは…
それはきっと…片想いだから、じゃないですかね?片想いだから、きっと長続きするんだと思いますよ。
さらにインタビュアーが聞きます。両想いになる可能性はあるのか?内村さんの答えは…
いや、両想いにはならないです。ずっと片想いです。
…確かにそうかもしれませんね。両想いになってしまったら、そこからさらに先へ進もうとは思いませんよね。
永遠に片想いだから、ずっと手に入らないものだから…だから、いつまでも追いかけることができるんですよね。
やはり、一流の方の言葉は深いし、重いですね。これは書き記しておいたほうがいい!と思ったので、こうしてブログに書いているわけなのです。