今から3ヶ月ほど前に出会ってしまった、NAOTというブランドの靴たち。シンプルなデザインの美しさ、履き心地の良さ…もうNAOT以外の靴は履けない状態になってしまいました。ハハハ。
NAOTのいちばんの魅力は「育てる革靴」というキャッチコピーにもあるように、長い期間履くことで自分だけの一足に育てること!革靴はお手入れをすると柔らかく馴染んで、自分の足にピッタリとフィットするようになります。インソールも履いて踏み込むことで、自分の足の癖がついて履き心地がよくなってくるのです。
今私が持っているのは3足。茶色いサボタイプのIRIS、こげ茶の可愛らしいOLGA、ベージュの上品なTETEです。
ジャーン!3足揃い踏みです(^_^)
これから夏に向けて、サンダルタイプのものが欲しいなあと思っていますが…あとは、ザ・革靴って感じの上品な紐靴とか、冠婚葬祭にも使えそうな黒い靴とか…まぁ、お値段がなかなかなのでね。少しずつ揃えていきたいと思っています。
ある日、NAOTというワードで検索をかけてみたら…え?Yahoo! ショッピングに知らないデザインの靴がたくさん出てきました。
これはもしや、バッタモンでは?とも思いましたが…インソールを見ると、確かにいつものNAOTのものです。え、じゃあどういうことなの…?
よくよく調べてみたら…NAOTのアメリカ代理店で販売している靴を、日本の業者さんが輸入していたのです。
へぇー、面白そう!と思って、NAOTのアメリカ代理店のWebサイトを覗いてみました。すると…そこにあったのは、日本の代理店とは全然違う靴のラインナップ!日本で売っているNAOTの靴と、色もデザインも全然違う!
はっきり言って、アメリカのNAOTの靴たち…クセがすごいんじゃ!
まずデザインが、ものすごく奇抜!完全に靴自体が主張しています。オリエンタルなもの、宇宙っぽいもの、スポーティーなもの、セレブっぽいもの…本当にいろいろです。
日本で売っている靴と同じデザインも多少はありましたが…同じ靴とは思えないくらい、色使いがカラフルで派手!アニマル柄もふんだんに取り入れています。
ちょっと派手すぎるだろ!とツッコミながら、いろいろと見ていましたが…中には、私の冒険心をちょうど良く刺激してくれる靴もありました。日本にはないレア感もあるし、思い切って買っちゃおうかな…とも思いました。
でもね、よくよく考えてみました。アメリカ代理店のこの靴…素敵だけれど、私の服にはたぶん合わないです。靴の主張か強すぎて、きっと靴だけが浮いてしまいます。
やっぱり、日本人には日本人に合う靴があるんですよね。イスラエルにあるNAOTの本社は、そこをよくわかっているのだと思います。
*追記:日本で売るNAOTの靴は、日本代理店の方が日本人に合いそうな、比較的シンプルなものを選んでいるのだそうですね。納得です。
日本人の好む、シンプルなデザイン。革という素材を楽しみながら、自分の一足に育てる楽しさ。
きっとアメリカの人には、この心理は理解できないんだろうなぁ…そんなことをふと思ったのでした。
お国柄って、こんなところにも現れるんですね。面白い経験でした!