先日、事務員としてずっとお勤めしていた保育園を退職しました。
仕事内容自体はそこまでストレスを感じませんでしたが、職場での人間関係で悩んだり、保育園の指導方針に全く共感できなかったり…私は自分の想いを吐き出すこともできず、ずっとストレスを抱え続けてきました。
3月で一旦は退職しましたが、その後は事務仕事の引き継ぎをしながら、バイト扱いのお手伝いとして通いました。勤務時間も大幅に減り、気持ち的にも体力的にもだいぶ楽になりました。家の片付けも少しずつ進み、今春中学に進学した娘の学習環境も何とか整えました。
そして先日、完全に退職したわけですが…辞めてみて、私はずっと忘れていたことを思い出しました。
それは何か?というと…笑顔です。
私はここ数年、心から笑うってことを、ずっと忘れていたみたいです。
今朝、旦那さんと子供たちを送り出すとき。私は心から笑って「気をつけて、行ってらっしゃい!」と言えていることに気づきました。
そのことに気づいて、今度は泣きそうになりました。
私は保育園事務員として働くために、心を殺す必要があったのだと思います。園長先生を中心とした指導方針に従うことが、何よりも重要視される職場でしたし。「仕事をする」ということは、どんな仕事であっても、ある意味自分を殺して職務を全うしなければいけないのかもしれません。
でも…自分を殺し続けることは、私にはあまりにキツ過ぎました。そんな生活を続けているうちに、私は心から笑えなくなっていたのかもしれません。
母親である私が、笑顔で家族を送り出すこと。これって、とっても大事なことですよね。
仕事を辞めたことで、貴重なパート収入は減ってしまいますが、それでも私が心から笑っていることの方が、ずっと、ずっと大事なんですよね。
仕事を辞めてみて、ずっと忘れていた大事なことに、私は改めて気づいたのでした。