昨夜テレビで、小田和正さんの「クリスマスの約束」を見ました。小田和正さんのもとに、純粋に音楽を楽しむために集まったアーティストたちが奏でるハーモニー、とっても素敵でした!
そんな中で、久しぶりにKANさんをお見かけしました。KANさんといえば、大ヒットした「愛は勝つ」が有名ですよね。昨夜もワンフレーズだけ、ピアノの弾き語りで披露してくださいました。
でも、私が好きなKANさんの曲…「愛は勝つ」とは真逆の、超ネガティブな「Regrets」という曲があります。
Regrets…後悔、という意味です。大好きな彼女と別れてしまい、あれもこれもやりたかった、まだまだやり残したことがたくさんあるのに…という思いを、未練たらしくクドクドと歌っています。甘酸っぱい曲調とも相まって、印象に残っている曲なのです。
歌詞の一部、こんな具合です。
いまさら おそいけど
話してないことが 忘れていたことが
山ほどあったのに
いまさら おそいけど
言いそびれてたことが 隠していたことが
まだまだあったのに
いまさら おそいけど
大声で笑ってても 何かに怒ってても
君はもういない
(Regrets/KAN)
何だか…せつないような、心にぽっかり穴が開いたような…そんな夜には、少し後ろ向きな歌の方が、心に寄り添ってくれるんですよね。
そして、こういう未練がましい失恋ソング、歌っているのは何故か男性アーティストばかり、なんです。私が知っているのが、たまたま男性アーティストの曲、というだけかもしれませんが…こんな具合です。
いつでも捜しているよ どっかに君の姿を
向かいのホーム 路地裏の窓
こんなとこにいるはずもないのに
(One more tine, One more chance/山崎まさよし)
十年も二十年も 君のことを思うだろう
地下鉄に揺られながら 何を見つめてるの
(それから/爆風スランプ)
遠い夏を越えて 秋を過ぎて
あなたの事を想うよ
今でも会いたくて 寂しすぎて
愚かな自分を恨みもするけど
過ぎ去りしあなたへ 想い出のあなたへ
今じゃ別の誰かの胸に眠るはずだよね
花ゆれる春なのに
(手紙/Mr.Children)
どの歌もけっこう昔の歌です。私がまだ学生の頃に聴いていた歌ですが…こういうせつない歌の方が覚えていたりするんですよね。
やっぱり未練がましいのは男性で、女性は切り替えが早いのかもしれません。でも、たまにはこういう未練タラタラの世界に、どっぷり浸かる夜も悪くない…ですかね。