樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

真剣勝負はこんなに面白い!

先週の日曜日、個人的に毎年楽しみにしているイベントがありました。それは…M-1グランプリ

芸人さんたちの真剣勝負の場であるM-1の舞台。さらに芸人さんの運命が一夜にして劇的に変わるかもしれない?M-1の晴れ舞台。そこに賭ける芸人さんたちの生き様とか、審査員を務める大御所芸人さんとのやりとり、審査の基準から見えてくる大御所芸人さんの芸に対する向き合い方とか、見所が満載!なのです。

 

今年は特にドラマチックな展開でした。決勝に進出した芸人さんのほとんどが無名、唯一名前が知れているのが「かまいたち」くらい、さて、どうなるものか?と思っていたら…

クジの順番で2番目にネタをやった「かまいたち」が圧巻の漫才を見せると、それに続け!とばかりに、決勝に進出した無名の芸人さん達が次々に渾身のネタを披露し、大爆笑をかっさらっていったのです。

 

そんな中で、毎年M-1の決勝に進出している中堅コンビの「和牛」、今年は準決勝で敗退してしまいましたが、敗者復活で決勝の舞台に戻ってきました。でも、審査員の上沼恵美子さんも指摘されていましたが…新人芸人さんたちに比べて明らかに熱量が、ハングリーさが足りなかったのです。ネタ自体はよく練られていて、さすがの面白さだったのですが…勢いのある若手が次々と高得点を叩き出し、和牛はファイナルステージに残る3組からこぼれ落ちてしまったのです。優勝候補と言われていた和牛の、まさかの敗退…本人たちも呆然としていました。

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そして、決勝のファイナルステージに残ったのは「かまいたち」「ミルクボーイ」「ぺこぱ」の3組。どのコンビも最高に面白かったのですが、私自身ネタ中にずっと笑いっぱなしだったミルクボーイがファイナルも制し、見事にチャンピオンになりました。何と、ミルクボーイがテレビで漫才を披露したのは、今年になってからはこの日が初めてとのこと。それがいきなりチャンピオン。何てドラマチックなんでしょう!

かまいたち」はすでにテレビでも活躍していますが、もう1組の「ぺこぱ」…ツッコミはビジュアル系の格好で、ボケも天然すぎて、単なるキャラ立ち芸人かと思いきや…見ているうちにジワジワと面白さが増していく漫才で、すっかりファンになってしまいました。たぶん彼らは、来年テレビで見ることが多くなると思います!

ファイナルステージに残ることができなかった、その他のコンビ…「すゑひろがりず」「見取り図」「からし蓮根」など…これからテレビで活躍するのを見たい!と思う芸人さんたちがたくさん!本当に今年のM-1は面白かったです。

 

私自身もともとお笑いが大好きというのもありますが、今年のM-1は最高の舞台でした。今年はスベったコンビがいなかったし(強いて言えば、1組目の「ニューヨーク」はトップバッターのプレッシャーがあったのか?ちょっと不運だったかもしれません)毎年物議を醸す審査員の審査も概ね的確だったと思います。

芸人さんの世界、まだまだ無名ながら舞台などで地道に頑張っている人も多いと思います。今年のM-1芸人さんたちの来年の活躍を期待しつつ、1年後のM-1も今から楽しみにしたいと思います!