樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

「セカンド7番」で死んでいく

タイトルになったこの「セカンド7番で死んでいく」、オードリーの若林さんが、とある番組で発言したことです。

簡単に説明すると、野球で目立つポジションはもちろんピッチャー。打者で言うと4番バッター。セカンド7番というのは、大して目立たないポジションの例えとして、若林さんが使ったのだと思われます。「セカンド7番で死んでいく」とは、目立たないポジションのままで一生を終える…ということの例えだと思います。

 

若林さんは、バケモノ的な相方の春日さんとともにオードリーというコンビを組んでいますが…注目を浴びるのは、いつも春日さんのほう。M-1で世に出た当初は、「〜じゃない芸人」として、自虐的にテレビに出ていたことも多かったと思います。

また、南海キャンディーズの山里さんとともに「たりないふたり」という、これまた自虐的なユニットを結成していたこともあります。

でも、若林さんには若林さんの良さがあります。春日さんを見事に操縦する、猛獣使いの面…これが功を奏して「激レアさん」では一風変わった素人さんに対して的確にツッコんでいますし、ドリームマッチではあのくっきーさんと見事なコントを繰り広げました。

また、物事をナナメから見る屈折した考えの持ち主であることが、彼の笑いのセンスに繋がっていたり、エッセイなどを書く文才の面に繋がっていたりもします。

 

若林さんは、自身を目立たない「セカンド7番」に例えています。確かに若林さんはピッチャーではないかもしれないし、4番バッターでもないかもしれない…でも、セカンド7番としては超一流だと思います。それは、腐らずに(腐りながらも?)コツコツと自分の道を積み上げてきたことに対する成果だと思います。

そして、そんな若林さんの姿勢が、この世にたくさんいるであろう「セカンド7番」の人たちを勇気づけているのです。

 

自分の道を歩いていくことで、そして一歩一歩積み上げていくことで、自分の「色」ができてくる。それを「セカンド7番」というわかりやすい例えにした若林さん…私は若林さんを、言葉選びの天才だと思っています。

そして、若林さんが「セカンド7番で死んでいく」さまを…テレビやラジオを通じて見届けられることを、私はとっても幸せに思います。

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ちなみに、私は野球でいうとどんなポジションかな?と考えてみました。うーん、アシスト上手なことを考えると…打順は2番でバント職人、ポジションはやっぱりセカンド、かな?