私が住む地域でも、ようやく梅雨が明けました。長い梅雨でしたが、やっと夏らしい晴れた天気になりました。
夏になると、ちょっと動くだけでもジットリと汗をかいたり、たまに吹き抜ける風が心地よかったり、日陰が有難かったり、蚊に刺されて痒くなったり、セミの種類で夏の始まりや終わりを感じたり…今までの経験からの、私なりの「夏の薫り」です。
今日は曇り空ではありますが、地面から湧き上がるムンとした暑さがもう、夏!って感じです。うちの子供たちは元気よく、デイの先生と地域のイベントへ出かけていきました。
夏祭りの喧騒とか、花火の風情とか、流しそうめんとか、プールや海水浴など、夏休みならではの楽しいイベントも「夏」を感じさせてくれます。
地域によっては、夕方にスコールのような雨が降ったり、毎年のように台風が来たりもしますよね。今まではある程度予測できるレベル、私たちにも対応できるレベルだったはずですが…ここ数年のゲリラ豪雨とか、凄まじい勢いの台風は、夏の風情なんて言ってられないレベルで…家が壊されたり、時には命を奪われてしまうこともあります。
ちょっと昔のフォークソングで歌われているような、夏の風景。井上陽水さんの「少年時代」や、吉田拓郎さんの「夏休み」あたりで歌われている風景は、もはやかつての幻想…なのかもしれません。
それでも私は、夏の楽しみ、夏の風景…今も昔も変わらないはずの「夏の薫り」を、まだ見ぬ未来の子供たちにも伝えていきたいのです。
今都会に住んでいる皆さん、この夏は旅行や里帰りの折に、ぜひ自然に触れてみてください。忘れていた何かが、そこにはあるかもしれませんよ。