人間の想いというものは、案外現実の世界に影響する…らしいのです。
例えば、受験とか、オーディションとか、何か大きなチャレンジに取り組もうとしているとき。不安な気持ちで「どうしよう…うまくいかないかもしれない…」と思いながら取り組んでいると、やっぱりうまくいきません。逆に、腹を括って「絶対にうまくいく！やってみせる！」と思って取り組んでいると、本当にうまくいくのです。
また、賞味期限が過ぎてしまった食品をどうしようか？悩んでいるとき。大丈夫かな…？とビクビクしながら食べると、お腹が痛くなってしまうことが多いです。逆に、まだ全然大丈夫じゃん！と思って食べれば、案外大丈夫なのです。
とある知人のこと。彼女は発達障がい児を育てるママであり、障がい児支援のNPO団体の代表でもあります。
彼女には大きな夢があります。それは、障がい児・者が生き生きと暮らす社会を作ること。
NPOの中で、彼女はいろいろなことに取り組んでいます。時には無謀だと思われることでも、彼女の理想に向かって、周りの人たちを巻き込みながら突き進んでいます。
その途中で、彼女に付き合いきれずに抜けていった仲間もたくさんいます。私も、彼女の理想が高すぎるのではないか？親としてやるレベルを越えているのではないか？と心配していました。
でも…彼女は何だかんだで人との出会いに恵まれ、場所やお金の問題も何やかんやでクリアしてしまい、彼女の理想を実現し続けています。そして今は、新たな夢に向かって前進を続けています。
彼女の想いは、きっと真っ直ぐで純粋なのだと思います。普通の人なら、環境とか条件とかを考えてしまい躊躇してしまうところを、彼女は全く気にしないのだと思います。
どんな想いであれ、強く真っ直ぐな想いや願いは、きっと通ずるのです。
逆に言えば…ネガティブな想いも、真っ直ぐで強ければ通じてしまい、現実のものとなるのです。
今私たちの悩みの種である、新型コロナウイルス。今までになかった未知のウイルス…薬もないし、感染力、性質、とにかくわからないことだらけです。私たちの生活も制限されて、自粛ムードも漂い、不安が増すばかり…きっと日本国内は（もしかしたら世界のあちこちでも）みんなのネガティブな想いで満ちていることと思います。
でもこんな時に大切なのが、ネガティブに傾きすぎないこと…正しい情報を得るためにテレビや新聞、ネットを見る必要はありますが、そこで得た情報に流されすぎないこと。
しばらくはウイルスを封じ込めるために、我慢しなければいけないことも多いですが…制限された生活の中でも、楽しいことを見つけたり、リラックスしたり、おいしいものを食べたり、好きなものに囲まれたり…みんなが気持ちをポジティブにもっていくことで、今起きている苦しい状況も何とか乗り切れるはず、です！
