人間誰しも、落ち着く場所と、そうではない場所があると思います。わかりやすく言えば、ホームとアウェー、でしょうか。
私にとってホームと言える場所…まずは発達障がいに関連する場所。子供たちがお世話になっている放課後デイサービスとか、療育の場所とか。また、同じ発達障がい児を抱えるママさん達といるときも、落ち着いていろいろと話すことができるので、ある意味でホームと言えます。
また、家族といるときも圧倒的にホームです。旦那さんと子供たちの前では全く気を遣わず、完全に素の自分になれます。そして、自己肯定感の低さの原因であり、私のトラウマになっている実家も、最近では落ち着いていられるようになり、気兼ねなく話せることも多くなりました。
一方で、私にとってのアウェー…今の職場です。私はとある保育園で働いていますが、ほとんどの人が保育士さんの中で、私は１人だけの事務職。そもそも共通する話題が少ないのです。
それでも仕事を始めた頃は、何とか馴染もうとして自分なりに努力してみました。積極的に話しかけたり、子供たちのことを知ろうとしたり…でも、受け入れてもらえませんでした。私は事務の仕事を全うすればいい人間、余計なことに口出しをすべきではない…と、何となくわかってきました。
自分を受け入れてもらえない、自分の思うようにいかない…精神的にかなりのダメージです。卑屈になっていた時期もあります。でも、アウェーな場所はやはりアウェー、どんなに頑張ってもアウェーなのです。
アウェーだとわかった時点で、アウェーだと認めて、その中でどう生きていくのか。それとも環境を変えるのか。そこも含めての学びだと思います。アウェーな場所だからこその学びもあると思います。
アウェーな環境はキツいですが、そこに呑み込まれることなく、自分をしっかりと保つこと。その上で感じることを、自分の経験値とすること。
…これって、今の新型コロナウイルスに対する考え方としても、十分通じますよね？
新型ウイルスとか、台風や地震とか、人類にとってのアウェーな環境が続きますが…決して流されずに、自分をしっかりと保っていきましょう！
