樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

とことん自分と向き合う 〜人と比べない〜

最近テレビ番組も、新型コロナの影響で新たに撮影ができなくなり、過去の名作の再放送が多くやっていますね。名作ドラマのひとつ「逃げるは恥だが役に立つ」も再放送されていますが、何だかんだで…見ちゃってます。やっぱり面白いですね!

まだドラマは序盤なので、契約結婚をしたばかりの主人公2人はまだまだぎこちない関係です。高学歴、高収入でありながら、その真面目すぎる性格からか?自分の殻にこもりがちな平匡さん…私自身と似たものを感じます。

 

今までは波風立つことなく、穏やかな人生を過ごしてきた平匡さん。思い切って契約結婚をしたことで、ドラマの回が進むごとに、徐々に人間関係の渦に飲み込まれていきます。

先日放送された回では…会社の仲間と、あまり気乗りしないながらもぶどう狩りへ行く羽目になった時、会社の仲間と結婚相手のみくりさんとの会話に全く入れず…平匡さんはものすごい劣等感に苛まれます。

たまらずその場を離れた平匡さん。ひとりで仏閣巡りをして心落ち着けていたら…そこへ心配したみくりさんがやって来て、その後は2人で仏閣巡りを楽しみました。そうして、少しだけ自信を取り戻した平匡さんなのでした。

 

ここからは、私たち家族のおはなしです。

我が家のすぐそばに、下の息子の同級生が住んでいます。その同級生と息子とは全く違うタイプなので、同級生であっても、家が近くても、全く遊びに行ったことはないし、私自身もあまり交流は持っていません。

今日はそんなご近所の同級生宅に、友達がたくさん集まっていました。我が家の2階の窓から、その様子がよく見えました。

息子がどんな気持ちでその様子を見ていたのか?はわかりませんが…私自身は心がざわつきました。仲良く遊んでいる同級生の輪に入れない息子とともに、私自身もドラマの中の平匡さんのように劣等感に苛まれていました。

でも…息子はそこに遊びに行くことを選ばず、遠くから見ることを選んで、実際にその様子を見ていただけ、なのです。同級生は同級生、息子は息子、それぞれがやりたいように過ごしていただけで、そこに優劣はないのです。

私自身も、子供の頃は近所の友達と遊んでいてもあまり楽しくはなかったです。今思えば、遊んでいる友達に常に気を遣っていたような気がしますし、家でひとりお気に入りのテレビを見ていた方がよほど気楽に過ごせたように思います。

 

友達が多い人が上で、友達が少ない人が下。

元気のある人気者が上で、おとなしくて目立たない人が下。

学校で集団生活を送っていると、どうしても子供たちの間でそんな価値観ができあがってしまいますが…実際にはそこに優劣などないのです。

人と比べるのではなく、自分の過ごしたいように過ごす。自分のやりたいことをやる。ただそれだけでいいのです。

 

私自身も、今日久しぶりに上の娘のお稽古事に顔を出しましたが…帰ってきて、どっと疲れている自分に気づきました。今まであまり自覚はなかったのですが、私にとってめちゃくちゃ気を遣う場所なのかもしれません。

あまり無理をせず、境界線を引くべきところにはそっと引き、自分らしさを取り戻すことの大切さに改めて気づいた…そんな1日でした。

f:id:hattatsumamajuan:20200604000624j:image