樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

人を信じること

会社での上司と部下とか、家庭での親と子とか…経験者が未経験者を育てていく場合には、いろいろなやり方がありますよね。

大きく分けると…相手を信頼して課題に取り組ませるのか?または敢えてトラップ(罠)などを仕掛けて、壁を乗り越えさせることで成長を期待するのか?に分かれると思います。

もしかしたら、気づきという意味では後者の方が効果的かもしれません。でもトラップを仕掛けるという時点で相手を信用してはおらず、さらに言うと相手を騙しているわけで…仕掛けられた方は、そこに気づいた時点であまりいい気はしませんよね。

 

実は今日、間接的ではありますが…とあることで、私自身もトラップを仕掛けられた一員であることがわかりました。結果としては、壁をうまく乗り越えられたとは思いますが…正直あまりいい気はしませんでした。

私は間接的に仕掛けられた立場ですが、直接トラップを仕掛けられた人たちは、たぶん自分たちがトラップを仕掛けられたことに気づいていないと思います。まあ気づかずに過ぎた方が、ある意味幸せかな?とも思いますが…。

 

今回トラップを仕掛けた張本人たち…そもそも、人を信じる気持ちが足りないのかもしれません。

相手を信じて、見守りながら成長を待つ。なかなか辛抱のいる作業ですし、時間もかかります。

それができないから、信じて待つことができないから…トラップを仕掛けることで、すぐに結果を求めてしまったのかもしれません。

でも…そんな方法では、人との本当の絆を育むことなんて、とてもできないと思います。

 

平穏な日常生活の中では、なかなか人との絆なんて見えてくることはないかもしれません。が…

何かが起きたとき、非常事態に陥ったとき…誰のことを信じて、行動を起こすのか。

そんなときに、自分にトラップを仕掛けてくる人間よりも、自分のことを信じてくれる人間を信用するのは、目に見えていますよね。

 

わかりやすい形ですぐに結果を求めるのではなく、じっくりと辛抱強く、時間をかけて育てていくこと。

人を疑ってかかるのではなく、人を信じ切ること。

こうした積み重ねが、人と人との本当の絆を紡ぎあげていくのだ、ということ。

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…その大切さを、身をもって感じた1日でした。

 

 

追記:このことを考えれば考えるほど、腹が立ってきてしまい…酒でも飲まなきゃやってられず、久しぶりに夜な夜なワインを飲んで、久しぶりに二日酔いの朝です。

人に信用されないって、こんなに悲しいことなんですね。こんなに情けない気持ちになるんですね。

 

私はある程度自分の軸ができてきたので、こういうことが起きても以前のように自分を責めることはなくなりました。

逆にトラップを仕掛けた人たちのことを、本当の愛を知らない、ある意味で可愛そうな人たちだな…とさえ思うようになりました。

自分自身と向き合い続けること、課題を乗り越え経験を積むことで、少しずつ理想の自分に近づいてきているような…そんな自分を、少しだけ誇りに思います!