樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

レールの上を歩むことの是非

私の小6の娘。発達障がいを抱えているものの、何事も一生懸命に取り組んできた成果か?今は地元の小学校の支援級で何とか過ごしています。

そして、そろそろ気になるのが今後の進路。今いる学校が小中一貫校なので、中学卒業までは今の学校で何とか過ごせそうですが…問題はその後。

一般の高校受験にチャレンジするのか?通信制高校へ行くのか?それとも支援学校に進むのか?

そんな中で、今のところ私が親として魅力を感じているのは、支援学校の特進コース。先日、支援学校のコーディネーターをしている先生にお会いする機会があったので、その特進コースについていろいろと聞いてみました。

 

まずおっしゃっていたのは、指導の厳しさ。あいさつや礼儀作法を一から叩き込まれるそうで、指導方法も今どき珍しい超スパルタ!厳しい指導に耐えきれず、子供たちが親御さんに弱音を吐く場面もたくさんあるのだそうです。

でも、それだけの指導に耐えて頑張るのだから、人間として大きく成長するし、学んだ技能も就職に活かせるとのこと。実際に就職先として、有名な企業の障害者枠がたくさん用意されているそうです。

 

この話を聞いた当初は、やっぱり魅力的だなぁ!と思いました。でも、よく考えてみると…学校が用意してくれた就職先、もしうまくいかなくて辞めたくなっても、簡単には辞められないのかも、って思いました。学校が用意してくれたレールの上を歩むことになるわけですからね。

うちの娘は、基本的には真面目です。与えられた仕事は一生懸命やると思います。でも、もし自分がいっぱいいっぱいになっても、一旦自分が受けた仕事はやり切らないと気が済まず、下手したら自分を追い込んでしまう可能性もあります。

 

支援学校の特進コース。障がいを抱えた子たちが進むべき道を用意してくれて、そこへ向けての指導もして下さって、申し分ないとは思うのですが…あまりにレールをガチガチに敷かれてしまうと、いざという時の逃げ場がなくなってしまうのかもしれません。

レールの上を歩む人生が、娘にとってプラスになるのか?それともマイナスになるのか?

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まあ、これは親の私が勝手に考えていることなので、娘本人が自分の進路をどう考えていくのか?は、本人に聞いてみないとわかりませんけどね。