樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

ホンモノに触れる

先日放送されたダウンタウンの松ちゃんと中居くんによるスペシャル番組に、あのブルーハーツ甲本ヒロトさんが出演されていました。学生時代、バンドブーム全盛の時期にブルーハーツが大好きだった私、久々のヒロトさんに興奮しながらも、夢中になって拝見しました。

もうね、ヒロトさんが話している内容全てがホンモノでした。マッチング相手としてその場にいた菅田将暉さんだけではなく、あの松ちゃんでさえ、ただ黙って話を聞くだけ…2人ともすっかり圧倒されていました。ここにその内容を書いたところで、たぶんヒロトさんが話した雰囲気の10%も伝わらないと思うので…それはやめておきます。

とにかく感じたのは、ヒロトさんには嘘がないこと。自分に正直で、肩の力が抜けていて…目の前にある全てを楽しんでいること。

…あー何か、書けば書くほど嘘くさくなってしまう…やっぱり伝えるのに限界がありますね。とにかく、テレビを通じてであっても話を聞かせてもらって、本当に幸せなひとときでした。

 

私はホンモノが好きです。ホンモノの話を聞かせてもらったり、ホンモノの芸術に触れたりすると、とても幸せな気持ちになれます。

ホンモノの芸術って言っても、高尚なものばかりではありません。経験の浅い子供たちの演奏でも、みんなの呼吸が奇跡的にひとつになった瞬間の音はホンモノですし、子供たちが描いた絵の中にホンモノの瞬間を切り取った素晴らしいものがあったりもします。

 

また、日常の何気ない会話でも、ホンモノの話に唐突に出会うことがあります。

先日、普段子供たちがお世話になっている作業リハの先生と話していたとき。うちの息子は鉛筆の持ち方が独特で、小学校の先生に持ち方を直されている最中なのですが、文字は問題なく書けています。そのことをリハの先生に相談してみたら、息子の体の発達過程を考えると、今の持ち方の方が息子に負担がかからないので、逆に直さない方がいいとのこと…そこから、今の学校が抱えている問題点とか、学校教育に対する改善点とか、なかなか深いお話を聞かせてもらいました。私にとっては普段聞けない貴重なお話、ホンモノに触れた瞬間でした。

 

何気ない日常の中にホンモノがある一方で、みんなが認めるものが実はニセモノだったりする場合もあります。あくまで私の基準ではありますが。

批判覚悟で書きますが、みんなが大好きな某国民的アイドルグループに対して、私はニセモノとしか思えずにいます。まわりのお膳立てが酷すぎて、実力以上の場を与えられすぎていて、無理をしていっぱいいっぱいな様子が…見ていて辛いです。そういう意味でこのグループの人たちは、自分達らしい等身大の活動ができておらず、ある意味で被害者ともいえると思います。

 

ホンモノの人たちは、とにかく全てを楽しんでいます。無理をせずに、肩の力が抜けて楽しそうな様子は、見ているこちらも楽しくなるし、幸せな気持ちになるんですよね。

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