樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

どちらを選んても、正解なんです

まだ子供たちが小さい時に、発達障がい児支援のNPO団体で知り合ったYさん。Yさんの娘さんは見た目は普通のお嬢さんですが、実は片麻痺を抱えています。

まわりの人に特性を理解してもらうのが大変な中で、Yさんの娘さんは保育士という目標を持ち、その目標に向かって頑張っていました。

その娘さん、うちの子が通っていた支援学校の幼稚部に実習に来たことがあります。当時は引っ込み思案だったうちの子とも、仲良く遊んでくれた娘さん。すっかり打ち解けて仲良くなりました。

Yさんと私が知り合いだということもあって、一緒にお出かけをしたこともあります。うちの子たちにとっては初めての遠出でしたが、娘さんと1日仲良く遊んでもらって、楽しいひとときを過ごすことができました。

 

そんなYさん。今は放課後デイサービスの職員として、うちの子たちの面倒をみてくれています。本当にYさんとはご縁を感じますし、うちの子たちの幼い頃を知っているからこそ、ひときわ成長を喜んでくれています。

先日、久しぶりにYさんといろいろ話す機会がありました。片麻痺を抱えた娘さん、あれから無事に保育士として働き始めたものの、なかなか長続きしないのだそうです。本人の特性の問題と、まわりの理解の問題と、双方に原因があるのだそうですが…今は彼女の生活リズムを整えつつ、彼女のペースで働くことのできる職場を探しているのだそうです。

 

うちの娘も、もうすぐ小学校を卒業します。中学までは地元の学校で頑張れるかもしれないけれど、その先に待つ進路の選択と、仕事の選択…そろそろ視野に入れて考え始める時期なのかもしれません。

そんな想いをYさんにぶつけてみたら、Yさんがこんなことを話し始めました。

 

…その時その時で選択ってあるけれど、結局はどの道を選んでも、自分の行く道へと次第に修正されていくというか、要は目標に向かってまっすぐ行くのか?回り道をするのか?の違いだけなのよね。

回り道も悪いことではないし、そこで見えてくることもあるし。だからね、どの道を選んだって、どれもきっと正解なのよ!

 

…この話、いろいろと経験してきたYさんだからこそできる話だと、私は思いました。

そうですよね。どの道を選んだって、きっといいんですよね。明らかに道を踏み外すことさえなければ、きっと大丈夫なんです。

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Yさん、本当にありがとう。Yさんのお話に勇気をもらいましたし、この不思議なご縁に感謝します。

そしてこれからも、親子共々よろしくお願いします(^_^)