樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

昇る太陽

毎年この時期になると、お笑い大好きの私にとって外せないイベントがあります。それは…M-1グランプリ

有名・無名関係なく、お笑い芸人さんが与えられた4分間で漫才をして、面白かった人がチャンピオンになる…ただそれだけなのですが。

実際にM-1で爪痕を残した芸人さんが後に大ブレイクを果たしていたりもするので、このイベントに賭ける芸人さん達の意気込みったら半端ないんですよね。

 

さて。今年は19日の日曜日に決勝が行われました。準決勝で敗れた16組が昼間に敗者復活戦を行い、勝ち残った1組を合わせた全10組で決勝を戦いました。

今年の特徴としては、すでにテレビに出て売れている芸人さんの多くが準決勝で敗退し、敗者復活戦に回ることになりました。決勝に残ったのは、あまり名前を聞いたことのない芸人さんばかり…でも、決勝進出が決まった時の映像を見て、よっしゃ!みんなでいい大会にしよう!お客さんを全力で笑わそう!っていう芸人さん達の盛り上がりが凄かったんです。

そして、決勝の舞台で見事にそれが表れていました。見ていてどのコンビも面白かったですし、見応えがありました。強いて言えば、ランジャタイというコンビが訳わからなくて、審査員の大御所たちが頭を抱えていましたが…それも彼らの持ち味であり、全力を出した結果なんですよね。

 

モグライダー、ゆにばーす、真空ジェシカロングコートダディ…みんな面白かったし、ファイナルラウンドの3組に残ってもおかしくなかったのですが…結局ファイナルラウンドに残ったのは、オズワルド、錦鯉、インディアンスの3組。共通していたのは、前年度も決勝に残ったものの不甲斐ない成績で終わり、今年1年かけて芸を磨いてきたこと…だからどのコンビも安定感があって、底力を感じました。

そんな中でチャンピオンになったのは、オジサンコンビの錦鯉!悲願の達成!決まった瞬間は私も思わず拍手してました!

 

ファイナルラウンドで惜しくも敗れたオズワルドが、大会後に言っていたこと。一本目のネタが完璧にハマって、自分たちの優勝を確信していたそうですが…ファイナルで自分たちの直前にやった錦鯉の爆発力が凄すぎて、バカすぎて、自分達のペースが乱されてしまい…二本目のネタの途中で、自分たちの優勝が遠のくのを感じ取ってしまったそうです。

こればかりは、その時の運もありますよね。ある意味でオズワルドは、板の上の魔物にやられてしまったわけで。逆に錦鯉は、運を味方につけることができたのかもしれませんね。

 

そして。毎年M-1に出る芸人さんたちをフューチャーした特報映像が作られるのですが、これが見ていて、制作スタッフさんたちの愛というか、芸人さん達へのリスペクトを感じて、本当に泣けるんです。

昨年はCreepy Nutsの「板の上の魔物」という曲が使われていて、芸人さん達のヒリヒリする感じがして痺れたのですが。今年はエレカシ宮本さんの「昇る太陽」という曲が使われていて、夢に向かって駆け上がる芸人さんたちの栄光と苦悩をよく表していて、これも見ていて痺れましたし、泣けました。

決勝が終わった今、改めて見てみると…この映像が、全力でバカをやって優勝した錦鯉へのメッセージVTRに思えたりもするんですよね。

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あー、M-1楽しかった!若干ロスです。また来年も楽しみにしてます(^_^)