樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

Tonight

Tonight…今夜

私と同じ想いを抱えて

眠れぬ夜を過ごしている人が

どのくらいいるのだろうか

 

Tonight…同じ空の下で

どこかにいる人と

何となく、なぜか

繋がっているような気がする

 

声に出さなくても

何か通じるものがある

離れた場所にいても

近くにいるような安心感がある

 

Tonight…

そんな不思議な気持ちで

過ごす夜があったって

いいのかもしれない

 

Tonight…

何だか特別な夜を

もうちょっとだけ

楽しもうじゃないか

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プレッシャーは…楽しんだモン勝ち!

新型コロナウイルスの影響で、子供たちが通う学校でも軒並み行事が中止になってしまっています。

小6の娘たち、もうすぐ卒業を迎えますが…このまま卒業なんてつまらなすぎる、何かみんなで1つのことをやりたい!という思いから、卒業式の場で担任の先生に対して、感謝の意味を込めてフラッシュモブをやろう!というアイデアが出ました。もちろんみんな大賛成!秘密の計画がスタートしました。

 

第1回目の練習、残念ながら娘は用事があって参加できませんでした。中心になって動いているママさんから見本動画を送ってもらい、娘と一緒に見てみたのですが…

えっ、これ…めっちゃ難しくないかい?

私ですらそう思いましたが、娘は…私の横で固まっていました。

動画を見ながら、各自で自主練をお願いします!とのことでしたが…ちょっと、厳しいよね。

楽しい計画が一転、娘にとっては不安の種になってしまいました。

 

どうしよう…みんなと一緒にやりたいけれど、自分ひとりではどうにもならないし…自主練なんてできるレベルじゃないし…強烈なプレッシャーが娘を襲い始めていました。

そんな娘の様子を見て、やはりこれは厳しいかもなぁ…これじゃ楽しく参加なんてできないし、娘はプレッシャーに押し潰されてしまう…取りまとめているママさんに今の娘の状況を話して、どうすればいいか?を相談してみました。

するとそのママさん、今度何人かで練習をやるから、一緒においでよ!と娘を誘ってくれたのです。まだ不安な気持ちを抱えつつも、せっかくのお誘いに参加させてもらうことにしました。

 

週末になり、お誘いを受けた練習会に行ってみました。そこにいたのは数名の女子。みんなある程度は踊れるようです。

全く踊れない娘に対して、子供たちのつきっきり指導が始まりました。これが、本当に丁寧に教えてくれたんですよね。娘を褒めながら、励ましながら…娘も彼女なりに一生懸命取り組み、難しいステップも少しずつできるようになってきました。

そして、その日の練習が終わる頃には、娘もある程度みんなと合わせて踊れるようになっていました。さらにみんなとの連帯感も生まれて、引っ込み思案の娘が…練習後にみんなと仲良く遊んでいました。

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子供たちの覚えの速さと、子供たち同士で教え合うことに対する絶大な信頼。

プレッシャーに押し潰されそうだった娘も、やっと楽しくなってきたようで…本当によかったです。

 

 

自分の人生を生き始める

うちの父親は花農家をしています。と言っても、花の種を作って毎年一定数を納めるという、ちょっと特殊な花農家です。

父親が中心となって花の種作りをして、母親はその手伝いをしています。なので、父と母との関係性も、普段から母のほうが父に従うという形を取っているし、決定権はすべて父にあるようです。

 

花の種は需要があるので、毎年一定額の、しかもまあまあ高額の収入を得ることができます。おかげでうちの親は、兄と私と2人とも私立の大学へ進学させるお金を用意することができました。

しかし、台風などの天候不順に見舞われたり、体調を崩したりしても、必ずノルマの分の花の種を納めなければいけません。このノルマが、うちの親にとってはとても大変だったようです。

 

そんな生活を何十年も続けてきた両親も、もうすぐ80歳を迎えようとしています。酷使してきた体は悲鳴を上げてきているし、精神的にも疲弊してきています。特に母親は、数年前からこの種作りをやめたいと、父にずっと訴えていたようです。

でも父にとって、元締めの農家さんから長年任されてきた花の種作りを、そう簡単にやめる訳にはいかなかったようで…自分の体力が続く限りはと、規模を縮小しながらも花の種作りを続けていました。

 

そして先日、母の体がとうとう悲鳴を上げました。全身に激痛が走り、数日間夜も寝られなかったそうで…整形外科で診てもらったら、何と首の骨が曲がっていたそうです。コルセットを装着した痛々しい姿の母を見て…父も何かを悟ったようです。今手掛けている種の分を納めたら、花の種作りから引退するつもりだと、元締めの農家さんに伝えるそうです。

 

我が家はずっと、母が父の後ろについてずっと支えてきました。母は文句を言わずに父に従ってきました。

でも、何十年も花の種づくりに人生を捧げてきて…ある程度の蓄えもできて、そろそろ自分たちの人生を生きてもいいのではないか…と、母のほうから思い始めたのです。

そんな母の想いを、仕方ないじゃねえか…と、しぶしぶながらも受け入れた父親。初めて父のほうが、母に従ったのです。

 

80歳を間近にして、ようやく自分たちの人生を生きようとしている両親の話を、私は感慨深く受け止めながら聞きました。

実は私にとって、うちの親は毒親の部類に入る親であり、今までは子供の私になんて有無を言わせないところがあったのですが…こんな話をしてくるなんて、お互い歳を取ったのかもしれませんね。

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そして私自身も、自分に無理をしている今の仕事をやめるつもりでいます。私も自分の人生を生きようとしているタイミングで、両親のこんな話を聞けたこと…何ともいえない気持ちになりました。

 

 

ふるいにかけられる・その2

混迷を極めた2020年も、もうすぐ終わろうとしています。とにかく新型コロナウイルスに振り回された1年でした。

私たちの行動パターンの変更を余儀なくされましたし、学校のあり方や地域のあり方もいろいろと考えさせられました。

 

そんな中で、今まで誤魔化されてきたことが次々に明るみになったりもしましたよね。

芸能ゴシップのレベルから、政治家の闇の部分まで…現職時にあれだけ答弁を逃げ回っていた安倍前首相も、いよいよ国会の場で説明責任を問われることになりそうですね。

 

そして、私自身スピリチュアルの世界が好きだったりもするので、スピリチュアル界隈の人たちのブログを読ませてもらうことも多いです。

スピリチュアルという、私たちには確かめようのない世界…ある意味で言いたい放題、言ったもん勝ちの世界が広がっていますσ(^_^;)

中には予言的な内容を書いている人たちもいますが…今の私には、何が本当なのか?何が違うのか?未来のことなので判断はできません。

 

ただ…この先に残っていくのは「真実」のみ。

人の興味を惹きつけたいだけの人とか、自分の地位を高めたいだけの人、人の上に立ちたいだけの人なんかは、ふるいにかけられ淘汰されていくと思います。

私自身、この人の言うことは信用できる!という方たちが何人かいらっしゃいます。その人たちの言っていること…やはり今は時代の大転換期であり、これからの時代には今までの常識がひっくり返る可能性も大いにあるようです。

 

そんな混迷の時代を生き抜くために必要なのは、自分の中にあるはずの「真実」に耳を傾けること。

自分の想いに嘘をつかず、自分自身と向き合っていけば、新たな繋がりも生まれてくると思います。

 

真実だけが残り、フェイクはふるいにかけられ…

そうして新たな時代へと移り変わっていくようです。

そんな中でも、私は私の真実を生きる…それがいちばん大事なことだと思います。

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ふるいにかけられる

新型コロナウイルスの猛威が止まりませんね。感染者数は連日過去最高を更新し、海外では変異種なるものまで出現しているようですね。

お勤めしている保育園の先生方は、毎日この話題を持ち出し、自分たちの地域での感染者情報を逐一チェックしています。新たに感染者が発覚すると、どうしよう、どうしよう…とみんなで不安になっています。

でも、いくら感染者が広がろうが、新たな感染者が発覚しようが、私たちがやるべきことは変わらないはずですよね。結局は、自分なりに気をつけて過ごすのみなんです。

 

あとは、ウイルスを封じ込めようと人類はワクチンを開発し続けていますが、ウイルスの方だってワクチンに負けない種類に進化し続けるはずなんです。

人類もウイルスも、生存競争をしていることには変わりないわけで。私たちがワクチンを開発し続ける限り、新種のウイルスが出現するリスクも高まるはずなんですよね。

 

そう、これは生存競争なんです。大変革を迎えている地球上で生き残るための、種の存続を賭けた生存競争…私たち人類だけが特例なんてことは、決してないと思います。

強いほうが残り、弱いほうはふるいにかけられる…長い長い歴史の中で繰り返されてきたことです。

 

私たち人類は、単体では弱い存在だと思います。想像してみてください…荒野にひとり取り残され、まわりを野生動物に囲まれたら…どんな結果になるのか?目に見えていますよね。

私たち人類は、知恵を絞って今まで生き残ってきたと思います。でも残念ながら、楽なほうへ、便利なほうへと悪知恵を働かせてしまい…自分たち自身の底力は、だいぶ弱まってしまったのではないでしょうか。

 

もし災害に見舞われて電気を失ったら。

もし災害に見舞われて住む家を無くしたら。

もし家族がウイルスに感染したら。

もし病院や学校、介護施設等が機能しなくなったら。

もしコンビニやスーパーがなくなったら。

もし銀行や郵便局がなくなったら。

 

そんな「まさか」が、この先あり得るかも?しれません。

その時にどう生きるのか。その時こそ、私たち自身がふるいにかけられるのかも?しれません。

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板の上の魔物

お笑い好きの私。毎年楽しみにしているM1グランプリが、今年も開催されました。

M1の最大の魅力は、一夜にして芸人さんたちの人生がひっくり返る可能性もあること。過去最高の大会と言われた昨年度、コーンフレーク漫才で爆笑をかっさらい見事チャンピオンになったミルクボーイは、それまで全く無名だったのが…一夜にしてスター街道を歩み始めました。同様に昨年3位に食い込んだぺこぱも、人を傷つけないツッコミで大人気となり、今やテレビにCMに引っ張りだこです。

過去にもサンドウィッチマンとかオードリーは、M1をきっかけにして世に出てきた印象があります。どちらも今は、テレビにCMにラジオに…欠かせない存在ですよね。

 

さて、今年のM1です。コロナ禍の影響を受けつつも、何と5081組のコンビが予選に挑み、決勝の舞台に残ったのは9組。決勝当日の敗者復活で選ばれる1組を加えて、計10組が決勝に勝ち進みました。

でも、今年のM1は…魔物が棲んでいました。

笑神籤(えみくじ)と呼ばれる出番順を選ぶくじのいたずらだったり、過去最高と言われた昨年度と比べられるプレッシャーだったり、いろいろな要素が重なり合ったとは思いますが…芸人さんたちの多くは本来の力を出し切れず、どのコンビも爆笑をかっさらうところまでは届いていないようでした。

ただ、今回辛くもチャンピオンになったマヂカルラブリーは、場の空気を読んで直前に急遽ネタを変更したのだそうです。これが功を奏した形になり、見事頂点に上り詰めたのです!

 

夢の舞台と言われるM1と言えども、一般的な劇場と同じ板の上であることには変わりません。笑いの神様が微笑む時もあれば、板の上の魔物に返り討ちに遭うこともあります。

そんな芸人さんたちの生き様を、見事に表現してくれている曲があります。ヒップホップユニットの Creepy Nuts による、その名もズバリ「板の上の魔物」という曲。

 

…………

 

誰が待っていたって居なくたって

もうヤメラレナイ ヤメラレナイ

何遍だって また此処に

離れられない 離れられないぜ

UP&DOWN 繰り返し

逃れられない 逃れられない

分かっていたって また此処に

離れられない 離れられない

この板の上には魔物が潜むぜ

屍の山掻き分けて

お気張りやすbaby陽の目浴びるまで

べしゃりブリバリエブリデイ

泣くも笑うも己次第、相方(mymen)

末路憐れも覚悟の上

お気張りやすbaby陽の目浴びるまで

べしゃりブリバリ修羅場綱渡り…

 

…この曲に合わせて、M1に賭ける芸人さんたちの姿を追いかけたドキュメンタリー映像を見つけました。芸人さんたちの舞台裏での様々な表情が、ヒリヒリとした曲調とともに見事に映し出されています。

この映像を作ったスタッフさんたちの、ものすごい芸人愛を感じる内容。ぜひ見てほしいです。

(すみません、リンクの貼り方わかりませんでした。検索してみてください。)

 

今年のM1は、残念ながらどのコンビも板の上の魔物に喰われてしまいましたが…これを糧に、来年こそは!と、すでに動き出している芸人さんたちもいると思います。

特に、実力がありながらも決定打に欠け、今年爆発し切れなかったコンビは、これから1年試行錯誤を重ねていって、再びあの舞台を目指すはずです。

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来年こそは…そう、来年こそは!笑いの神様を味方につけて、私たちを大いに笑わせてほしいです!

 

 

 

誰だって、愛されたい!

ダウンタウン、松ちゃんのエピソード。

とある飲み会の場で、後輩芸人たちに対して…俺のことを本当に愛してくれている人って、いるのかな…と、ふと呟いたのだそうです。

ご本人は全く覚えていないようですが、まわりの芸人さんたちが何度も楽しい話題に変えても、松ちゃんはずっと、みんなにこのことを聞き続けていたのだそうです。

 

芸能界。一見華やかな世界に見えるけれど…特に売れている人たちにとって、何が本当なのか?自分の価値って何なのか?

金とか欲とか権力とか、訳がわからないものにまみれているうちに…人知れず寂しさを抱えてしまうのかもしれませんね。

 

霜降り明星せいやさんも、売れる前の方が、芸人仲間と飲み明かしたりして楽しかったって言っていました。売れてしまった今は、テレビ局と自宅を往復するのみ。こんなはずじゃなかったのに…と思うこともあるそうです。

すでに亡くなられた歌舞伎役者の中村勘三郎さんも、どんなに舞台で拍手喝采を浴びても、その後にやることは家に帰ってシャワーを浴びることだけだ、と生前おっしゃっていました。

残念ながら自ら命を絶ってしまった、三浦春馬さん、芦名星さん、竹内結子さん…やはり、同様の寂しさを感じていたのでしょうか。すでに亡くなられてしまったので、憶測でしかありませんが…

 

華やかな世界にいる人たちも、ひとりの人間であることには変わりません。

人間ですから、そりゃ誰だって、愛されたいですよね。

 

でも自分のことを愛してくれているか?なんて、普段人に聞いたり…できませんよね。

松ちゃんのように、酔った勢いで聞くのか?(まぁ本人そのつもりはなかったのでしょうが)

でも、たとえ「愛している」って言葉を聞けたとしても、その言葉を本当に信じていいのか…とか、考えちゃったりもしますよね。

 

私は思います。もし自分が愛されたいのならば、まずは自分が愛すること、なんです。

と言っても、ストーカーのように歪んだ愛をぶつけることとは、当然違います。(ストーカーは、自分のことを愛しているだけです。)

愛することとは、相手のことを想って行動すること。今その人が何を求めているのか?を考えて、動いてみたり、じっと待って見守ってみたり…

 

この人は、自分のことを想ってくれているんだ…という想いは、いつかきっと相手に伝わると思います。

自分が発した想いは、いずれ自分に返ってきます。どうせなら、思う存分に愛を…発してみませんか?

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