樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

古き良き時代からの学び

私は子供の頃「アメリカ横断ウルトラクイズ」という、年に一度放送されるスペシャル番組が大好きでした。

簡単に説明すると…国内の予選を勝ち抜いた一般の参加者が、アメリカ大陸を横断しながらクイズに答えてニューヨークを目指す、というもの。

この番組最大の魅力は、スケールの大きさ!アメリカ大陸の様々な場所…西部劇の舞台になりそうなところ、ロッキー山脈の麓にある町、ジャズの本場、などなど…いろいろなところへ実際に行って、その場所にちなんだ多彩なクイズをするのです。勝てば天国、負ければ地獄!負けたら待っているキツい罰ゲーム…見ているこちらもワクワク、ドキドキ!テレビに出ている参加者と一緒に、冒険気分を味わうことができたのです(^_^)

まだまだ海外旅行に手が届かなかった時代、アメリカに行くだけでも貴重なのに(しかも費用は番組持ち!)さらにそこで大冒険を繰り広げることができたのですから…参加者にとっては夢のような番組だったと思います。

また、番組を制作する側の人たちにとっても当時は制作費に余裕があって、思う存分やりたいことができたのではないでしょうか。いい時代だったと思います。

 

私は大人になったら、是非ウルトラクイズに参加したい!と思っていましたが、時代の流れとともに番組を続けることが難しくなったのか?30年ほど前に打ち切りになってしまいました。残念ながら、私が番組に参加するチャンスはありませんでした。

でも、確かに今は海外旅行に行こうと思えば行けるし、当時ほど貴重な経験ではなくなっているのかもしれません。

 

昔と今…いろいろなものが変わり、進歩し、私たちの暮らしもかなり便利になりました。昔は旅をするのも基本は歩きでしたが、今は車に乗り、飛行機に乗り、海外にも行けます。

でも…私たちは便利を手に入れた代わりに、大事なものを失ってはいないでしょうか?

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今は車で移動できるので、昔の人ほど歩かなくなってしまいましたし、今はパソコンやスマホがあるので、昔の人ほど文字を書かなくなってしまいました。

そして今、お金がキャッシュレスの時代になろうとしています。数十年後には、現金よりもキャッシュレスが当たり前になっていることでしょう。でも、現金を使わなくなると、おつりの計算や両替の必要がなくなり、私たちの計算能力が著しく低下してしまうのではないでしょうか。

 

今の私たち、便利になった恩恵をいろいろ受けてはいますが、昔の人ほど頭も体も使わなくなっています。頭も体も、使わないとドンドン衰えていきます。人類が AI に乗っ取られる…私は十分可能性があると思います。

それは大げさな話だとしても、このままいろいろ衰えながら老いていくと、将来ボケ老人だらけになりやしないか?と憂いています。ただでさえ老人だらけになると予想される近未来、少なくとも若い世代の人たちに迷惑をかけないようにしたいものです。

時代の流れには逆らえないけれども、その中で頭と体をたくさん使って、元気な老人を目指したい!です。

私自身、頭はけっこう使っているけど、体は怠けっぱなしです…運動します!