樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

歴史の真っ只中にいる私たち

残念ながら、日本でも新型コロナウイルスの感染が拡大を続け、爆発寸前の状態にまでなってしまいました。特に状況悪化の著しい東京の人たちが、本格的に外出自粛をし始めているようです。東京都の小池知事は連日テレビで都民に訴えかけているし、腰の重い政府もようやく緊急事態宣言に向けて模索を始めたようです。

そして、私たちの住む南房総地区でも初めて感染者が出てしまいました。さらに気を引き締めていかないといけませんね。

 

なんで私たちがこんな目に遭わなきゃいけないの?って思いますよね。

いつまでこんな生活を続けるの?いつになったら元の生活に戻れるの?政府は何やってるの?…考え始めるとキリがないです。

でも今までの歴史を遡ってみると…過去にもけっこう、いろいろなことが起きているのです。

 

とりあえず今から100年前の1920年代。日本では関東大震災が起きています。世界的にも大恐慌時代、苦しい生活が続いていたようです。

それに続く1930年代。ドイツではナチスが台頭し、独裁者のヒトラーが人々を恐怖のどん底に突き落としていました。

そして1940年代。世界は第二次世界大戦へと突入し、日本は太平洋戦争で大いに痛手を負うことになります。

 

…こう書いてしまうと、はるか昔のことのようですが、たった100年前に起きたことなのです。

特に戦争へと突入していった時代。国民は誰も戦争なんて望んでいなかったはずです。それでも「お国のため」と言いながら、将来有望な若者が戦地へ行き、命を落としていったのです。

愛する人を戦地へ送り出さなければならない無念さ。そこまでしたのに戦争に負け、戦後の何もない、苦しい生活を乗り切ってきた先人たち。苦しい中を、たくましく生きてきたのです。

 

私たちが今置かれている状況も、もしかしたらその当時と近いものがあるかもしれません。国民は緊急事態だとわかっているのに、政府の対応がのんびりしすぎて、状況が日に日に悪化している…何とももどかしいです。

でも、昔の人たちだって、自分たちが望まない状況の中でも何とか生きてきたのです。そうするしかなかったのです。

ここ数十年は割と平和な日々が続いていたので、昨年あたりからの環境の激変に、なかなかついていけない自分がいたりもするのですが…今が歴史の転換期、その真っ只中にいるのだと思って、前へと進んでいきましょう。そうするしかないのですから。f:id:hattatsumamajuan:20200405011251j:image

そして、もしちょっとだけでも余裕があるのなら…今をどう乗り切るのか?どう乗り越えるのか?が、今後の人生に大いに役立つと思います。

今起きているピンチを乗り越え、今まで私たちが持っていた意識を改めていくことで、次へのチャンスに繋げていくこともできると、私は思っています。