樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

「女性」の立場を越えていく人

うちのパパは、公営ギャンブルと言われるものが大好きです。競馬、競艇、競輪など…特に好きなのは競馬で、毎週末は競馬新聞とにらめっこしながら、テレビの競馬中継を見て真剣勝負!をしています。

そんなパパと一緒に競馬を見ているうちに、子供たちはともかく、私自身も競馬に詳しくなってしまいました。どんな馬がいるのか、どんな騎手が活躍しているのか、どこに競馬場があるのか、どんな馬券の買い方があるのか、どんなレースがあるのか…などなど。なかなか面白い世界なのです。

 

今回話題にしたいのは、とある騎手について。

まず…競馬の騎手になるためには、競馬学校へ通って、ハードなトレーニングをこなさなければなりません。実際にサラブレッドに乗って時速数10キロで走る馬を操縦するのですから、体力、判断力、さまざまなスキルが求められます。さらに厳しい体重制限もあり、食生活のコントロールも求められます。

そのせいか、騎手はほとんどが男性です。そんな中で唯一、活躍している女性がいます。それは、藤田菜七子騎手。

3年ほど前に競馬学校を卒業して、実際にレースに出るようになってから、男性顔負けの活躍をしています。久しぶりの女性騎手ということもあって、注目度も高く…先日は通算100勝をマーク、昨年度は新潟競馬場でいちばん勝った騎手なのだそうですね。本当にすごいと思います。

 

でも、彼女は「女性騎手」として注目されるのを嫌います。ほかの騎手と同じ立場であり、たまたま性別が違うというだけ。確かに男性と女性では、体格の違いなどはあるかもしれませんが、彼女はそんなの関係なく、同じ土俵に立って日々勝負をしているのだと思います。

それでもマスコミは、まだまだ彼女を女性騎手として、ひどい言い方をすれば競馬界のマスコット的な存在として、彼女のことを取り上げることが多く…彼女の見た目が可愛らしいので、余計にそうなってしまうのかもしれませんが…私は、そういう取り上げ方をするのは彼女に失礼だと思っています。

女性騎手という立場を越えて、軽やかに活躍する彼女。有力騎手の1人として、これからも応援していきたいと思います!

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