ナインティナインの岡村さんが、自身のラジオ番組でとんでもない失言をしてしまった件について。昨夜放送された同ラジオ番組内で、まずは岡村さん本人が先週の発言について謝罪した後に、何と相方の矢部さんが登場！岡村さんに公開説教をされたのだそうですね。
私は残念ながらラジオを聞いていませんでしたが、その後ヤフーニュースで報じられていた内容はこんな感じでした。
矢部さんは、そもそもの岡村さんの甘ったれた考え方に、強烈にダメ出し。今回の女性蔑視発言の根本にある、女性に対するコンプレックスと、女性に対してマウントを取ろうとする態度。その原因になった初体験時のトラウマを、いつまでも引きずっている「可哀相さん」の岡村さん。
そして、いつのまにか芸能界の大物になってしまった岡村さんの、日頃の行いにも触れ…コーヒーをもらっても「ありがとう」が言えなかったり、先輩からの飲みの誘いに自分はいい顔をしておいて、忙しいのを理由にスタッフに断らせたり…岡村さんのまわりが、いつのまにかイエスマンばかりになってしまった…だから今回の問題発言にも、苦言を呈する人物がいなかったのだ、と…。
岡村さん、矢部さんの説教をとりあえずは黙って聞いて、その場で平謝りだったそうです。
今回の矢部さんの対応、相方としては最高のものだったと思います。真正面から、今回の問題点…つまり岡村さんの人間性にまで触れることになりましたが…そこをズバッと本人に突きつけ、猛省を促したこと。相方にしかできないことかもしれないし、岡村さんを何とかしたいという思いの表れだったと思います。
でも…矢部さんの思いが、本当に岡村さんに届いているのかどうか？は、残念ながらわかりません。私がそう思う理由は、以前私も今の岡村さんのように、友人たちに説教を食らったことがあるからです。
それは、私がまだ中学生の頃。友達づきあいに難のあった私のことを心配して、当時の仲間だった友人４人が私を囲み、代わる代わるダメ出しをしてきました。
友人たちはきっと、本気で私のことを心配してくれていたんだと思います。でも当時の私は、話の内容なんてさっぱり覚えていないし、何で私がこんな目に遭っているんだろう？早く終わんないかなー？って思いながら聞いていました。さっぱり意味がわからなかったのです。
だから私は、その後も自分の悪いところに気づくことなく…高校へ行ってからも同じ行動を取って、結果としてクラスで孤立することになってしまいます。
私が自分の悪いところに気づけるようになったのは、大学時代に本気で付き合える仲間に出会ったことと、その後の新人教師時代に何でも語り合える先輩に出会ったことで、自分と向き合えるようになってきたからです。
中学、高校時代の私は、自分に自信がなく、人に合わせてばかりでした。そのことで極度の八方美人になり、人に合わせてあちこちで悪口なんかも言っていたことが、嫌われる原因だったようです。
さて、話を岡村さんに戻しましょう。
過去のトラウマと向き合わずに、ずっと人付き合いから逃げてきたと思われる岡村さんも、すでに50歳間近。さらに岡村さんは、男性特有の高いプライドの持ち主だと思われます。
芸能界でもかなりの地位を得ている岡村さんが、今から敢えて茨の道を選ぶことは…しないかもしれませんね。実際にラジオを聞いていた人の多くが、岡村さんはただ謝るポーズをしていただけ…という印象を受けたのだそうです。
このまま自分の抱える問題から逃げ続けて、イエスマンたちに囲まれて、偽りの「ぬるま湯」に気持ちよく浸かり続けるのでしょうか。
先日放送された、ゴチになります！の中で、本田翼さんのお誘いに乗るか？断るか？また誘ってもらえるか？なんてやりとりをしていましたが…もう笑えなくなってしまいました。
私はどちらかというと、岡村さんは好きな芸人さんでしたが…今のままでは、残念ながら岡村さんを嫌いになりそうです。
岡村さんが今後どうされるのかは、岡村さん次第ではありますが…矢部さんの愛ある説教の意味が、心の底から理解できる日が来るといいな…とは思います。
